女子サッカーをただのブームで終わらせないために━━。もう一度考えたい女子サッカーの育成環境
2015年07月17日
コラム育成年代でも地域の象徴として活躍しなければならない
2年目からはUー15カテゴリーのアヴェニーレを作り、小学生と幼稚園児がサッカーを楽しめるスクールも立ち上げました。まずは女子サッカーの育成と普及に着手することが急務だと判断したから。3年目には、Uー18カテゴリーのドゥーエを新設し、トップまでのピラミッドが完成しました。
クラブが地域に根ざし、町のシンボルであり続ける存在を目指すにはトップチームとアカデミーが両輪で回ることは必須です。きっと、それが将来的に女子サッカー界全体をよくすることにつながるはずだから。
――とはいえ、トップの成績は影響が大きいです。どんな計画を立てたのでしょうか。
発足当初は、3か年計画でなでしこリーグ1部に上がる予定でした。残念ながら昨季は昇格を逃したため、今季も2部で戦うことになりましたが、計画を見直すいい機会だとノジマ側とも話をして再チャレンジしています。今年はMF田中陽子をはじめ、いい選手を補強できたので、結果を出そうとチーム一丸で努力しているところです。
――アカデミーの今後をどうお考えですか。
まだ設立したばかりなのでトップチームに選手を送り込むには至っていません。でも、ゆくゆくはアカデミー出身者を増やしたい。そうなれば神奈川出身者が増え、自然に地元色が濃くなります。
そこに固執しているわけではありませんが、地元企業、そして地域のバックアップを受ける以上はアカデミーを含めて地元に還元する循環もうまく作らなければなりません。そう捉えたら育成年代でも象徴となる存在を目指すことが、私たちの義務だとも思います。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 【AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024】U-17日本女子代表メンバー発表!2024.04.15
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!2024.04.11
- 「東北トレセンU-13」が開催!2024.04.10
- 【AFC U23アジアカップ カタール2024】U-23日本代表メンバー発表!2024.04.08
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.22
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.22
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.22
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.22
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.22
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- 自分よりも大きくて速い選手も1対1で抑える。内田篤人から学びたい守備時の姿勢【フィジカルのプレーモデル】
- フォームの意識だけではキックは改善しない。キックの名手たちの共通点とは【フィジカルのプレーモデル】
- 「もも上げクランチ」でキック力を鍛える!/【サッカー専用】小学生のための体幹トレ
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 「2023ナショナルトレセンU-13 関東」参加メンバー発表!
- 三笘薫のドリブル・カットインの秘訣に迫る。1対1で相手を抜き去るための“沈む動き”とは【フィジカルのプレーモデル】
- 「街クラブ選抜チーム」セレクション募集開始!【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2024 】
- 4ゴールのゲームは守備の練習にはならない!? 課題となるタスクから逆算し正しく制約を課す【スモールサイドゲーム】