【第39回全日本少年サッカー大会】岩手県大会 決勝フォトレポート&結果「盛岡太田東サッカー少年団が24年ぶりとなる栄冠を手にする」
2015年10月26日
大会情報盛岡太田東サッカー少年団が24年ぶりとなる栄冠を手にする

(文・写真●高橋拓磨)
10月25日(日)「第39回全日本少年サッカー大会岩手県大会」の決勝戦が岩手県フットボールセンターにて行われた。
準決勝で5ゴールを奪い勝利した盛岡太田東サッカー少年団(以下、太田東)と、PK戦の末に勝ちあがったFCサン・アルタス大船渡(以下、アルタス)による決勝戦は1点を争う見応えのある一戦となった。
前半、試合を優位に進めたのはアルタス。互いに大きく蹴り合う展開の中、セカンドボールへの意識やボールホルダーへの寄せを徹底し、太田東に攻撃の形を作らせない。7分にはCKから中央のMF村上力己くんが右足アウトサイドで合わせるものの、枠を捉えられない。さらに14分にはロングフィードにFW佐藤航くんが抜け出し、ゴールを狙うがこれも枠外へ。アルタスはクオリティのある太田東の前線へのボールの供給源にしっかりとプレッシャーをかけることで、自分たちのリズムのまま前半を終えた。
後半に入ると、太田東攻撃陣が前を向いて勝負できるシーンが増える。すると迎えた同14分、ついに均衡が破れる。ピッチ中央でボールをキープした下田くんがスルーパス。黒瀬くんが抜け出すと、GKとの1対1を制し、待望の先制点が生まれる。試合はこのまま終了し、鹿島アントラーズに所属する小笠原満男選手らを擁し優勝した第15回大会以来、24年ぶりとなる栄冠をつかみとった。
■盛岡太田東サッカー少年団 山内圭介コーチのコメント
前半はパスがつなげず苦しい展開でしたが、選手たちはよく無失点で耐えてくれました。ハーフタイムには、「蹴り合う展開に付き合ってしまい、プレーが雑になっているからしっかりパスをつなごう」と指示を送りました。後半は改善でき、特にゴールのシーンはいいアイデアからゴールが生まれました。私自身も太田東のOBで、小学校6年生のときの県大会決勝で敗れた苦い思い出があるだけに、選手は本当によくやってくれたなと思います。全国は初めての経験なので、しっかり自分たちのサッカーをやりきることを意識したいです。
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