【第39回全日本少年サッカー大会】富山県大会 決勝フォトレポート&結果「大激戦を制して小杉サッカークラブが32年ぶり2度目栄冠」

2015年11月02日

大会情報

大激戦を制して小杉サッカークラブが32年ぶり2度目栄冠

決勝 小杉vs大久保3のコピー
(文・写真●赤壁逸朗)

 第39回全日本少年サッカー大会富山県大会の決勝が31日、県総合運動公園陸上競技場であり、小杉サッカークラブ(以下、小杉)が3-2で大久保少年サッカークラブ(以下、大久保)を下して32年ぶり2度目の優勝を果たした。小杉は2度にわたりリードを許したが追い付き、後半14分にMF川西春希くんが決勝点を挙げた。

 開始直後から両チームが果敢にシュートを狙い、この積極性が熱戦の呼び水となった。先制点を奪ったのは7年ぶりの優勝を目指す新人戦王者の大久保。前半2分にDF坂越一平くんが左サイドから鮮やかに決めた。勢いづいた大久保は直後にもFW丸山陽大くんがクロスバー直撃のシュートを放つなど攻め立てる。しかし、小杉もMF石田吏玖くんのサイド突破などで反撃し、同17分にFW春木慎之介くんがFKを直接決めて追い付いた。
 
 後半は大久保がパスをつないで攻め込むが、小杉も粘り強く守りながら冷静にパスコースとスペースを見つけて速攻で切り返す。同9分に大久保が丸山くんのゴールで再びリードしたが、小杉は同11分に春木くんの鋭いクロスがオウンゴールを誘ってまた同点に。そして同14分、小杉はMF村上瑛亮くんのスルーパスから抜け出した川西くんが左サイドの角度のない位置から蹴り込んで逆転に成功。その後の相手の猛攻をしのいで勝利をつかんだ。

 決勝点を決めた川西くんは「全国大会に行きたいと思い、あきらめずに戦った」。主将のMF前田暖人くんは「全国大会では他の代表チームに負けないようにしっかりプレーしたい」と話した。

■小杉サッカークラブ 池田真監督のコメント
小さな子たちが力を合わせて戦ってくれました。新人戦の決勝で大久保に負けた時には試合中に泣く選手もいたので、それからは気持ちを強くもち最後まであきらめずにプレーするよう説き続けました。それが逆転勝ちにつながったのかもしれません。全国の強い相手と対戦してさらに成長してくれるはずです。部員は約70人。球際で負けないことやセオリーを大事にしつつ、判断や戦術的なこともできるだけ教えて“サッカーのできる選手”に育ってほしいと思っています。優勝はわたしが小学6年の時以来。元日本代表の柳沢敦さんがOBで、彼と一緒にプレーした方たちもコーチとして指導してくれています。

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