日本人屈指のストライカー・佐藤寿人選手が考える! 身体能力に左右されないオフ・ザ・ボールの身につけ方
2016年05月11日
コラム「オフ・ザ・ボールの動き方」を武器にする日本人屈指のストライカー、サンフレッチェ広島・佐藤寿人選手。今回は、その「オフ・ザ・ボールの動き方」を身につけるために、育成年代から実践したいメソッドを紹介する。
(構成●ジュニサカ編集部 写真●Getty Images)
『ゴールハンターバイブル 得点を奪うための最強理論と38のメソッド【DVD付】』より一部転載
オフ・ザ・ボールの動きは身体能力に左右されない
オフ・ザ・ボールにこだわる理由は、身体能力に関係なく身につけられるからです。僕は小さい頃からスピードなどフィジカル面で優れた選手ではありませんでした。
だから、常に「ゴールを奪うためにはどうしなければならないのか」を考えなければ得点がとれませんでした。
あるとき、コーチに「ドリブル禁止」というルールを設けられました。すると、必然的にゴールを奪うためには、オフ・ザ・ボールの動きでGKと1対1の状況を作らなければなりません。自然に相手のDFの目を盗んで裏をとるなどを意識してプレーするようになりました。
つまり、守備陣との駆け引きです。彼らは原則として、FWと出し手を同一視野に入れて体の向きを作ります。だから、僕はDFの背中をとる動きが一つのポイントだと考えています。
もちろん、パスがDFの背後に通ればいいですが、そうはいきません。わざとDFの視野に飛び込み、相手を引き連れて背後のスペースを空けるようにも努めています。そういう動きを繰り返し、対峙する相手と駆け引きを行っています。
これはフィジカル能力に長けていなくても、誰もがやれることです。ストライカーとして、頭の中にそんな視点や考えを持つことさえできれば身につけられる能力です。
カテゴリ別新着記事
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧【第56回全国中学校サッカー大会】
- FCポルタ、デサフィオC.F、武生FCブルーキッズらがラウンド16進出!【JFAバーモントカップ 第35回全日本U-12フットサル選手権大会】
- トリアネーロ町田、マルバ千葉、TSAフットサルスクール、リオンJr.が準決勝進出!【JFAバーモントカップ 第35回全日本U-12フットサル選手権大会】
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧【JFAバーモントカップ 第35回全日本U-12フットサル選手権大会】
- マルバ千葉fcとFCトリアネーロ町田が決勝の舞台で激突【JFAバーモントカップ 第35回全日本U-12フットサル選手権大会】
- FCトリアネーロ町田、京都長岡京SS、ともぞうSCらが2連勝スタート!【JFAバーモントカップ 第35回全日本U-12フットサル選手権大会】
- マルバ千葉fc、リオンジュニア、TSAフットサルスクールらが準々決勝に駒を進める【JFAバーモントカップ 第35回全日本U-12フットサル選手権大会】
- マルバ千葉fcがFCトリアネーロ町田を下し優勝を飾る!【JFAバーモントカップ 第35回全日本U-12フットサル選手権大会】
- 判断は“頭”でするものではなく“感情”でするもの。元フットサル日本代表監督の言葉から紡ぐ「すべてを出し切る指導」の真意
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2025」