浦和レッズ・遠藤航選手に聞く“守備の基本”

2016年06月10日

戦術/スキル

「ディフェンスの見せ所だな」と思って守る

――DFが切るシュートコースは、ファーなんですか?

遠藤 基本的にはファーですね。あのシーンだったら、左足でファーに蹴られるとGKは反応しづらいので、そこにDFが立ちます。ニアはGKがセーブしやすいので、打たせると。もし、ニアに立つと、GKはDFが邪魔でボールが見えなくなるので、ファーを切るのがベストですね。

――なるほど。相手にドリブルさせて下がったのは、そういう駆け引きがあったんですね。ボールの奪われ方が悪いとき、これはやばいなと、慎重に下がる守備を選択するんですか?

遠藤 そうですね。これはピンチになるな、と。だけど別にあせるわけでもなく、「ディフェンスの見せ所だな」と思って、そういう感じで守ります。落ちついて守れば自信になると思います。

 他にも危険な奪われ方になり、同数で勝負した場面はありますけど、基本的には同じ対応ですね。まずは相手の勢いを吸収して、我慢する。いちばん最悪のパターンは、相手に食いついてパスを出されて、GKと1対1にされることなので、それを防がなければいけません。(続きは『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.41』にてお楽しみください)


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