浦和レッズ・遠藤航選手に聞く“守備の基本”
2016年06月10日
コラムリオ世代のチームの心臓であり、昨年8月の北朝鮮ではA代表デビューも飾った若手成長株。今季から浦和レッズの最終ラインを任されている遠藤航は、守備の達人だ。今回は『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.41』から遠藤選手の言葉を一部抜粋して紹介する。
(文●清水英斗 写真●Getty Images)
「首を振る」重要性
――守備をするとき、いちばん大切なことは何ですか?
遠藤 常に周りの状況を確認することだと思います。プレーを判断するためには、首を振って周りを見て、誰がどこにいるのかを把握しなければいけません。僕は中学生の頃、一つの基礎練習でも、パスを出した後に首を振るとか、そういうことを繰り返してクセをつけました。
――首を振るようにコーチから指導されたんですか?
遠藤 そうですね。ボールを受ける前に首を振るのが大切と言われたので、それを基礎練習の中で自分なりに加えて、意識していました。ユースの頃にはクセがついて、自然とできるようになりましたね。試合中は特に意識しなくても、首を振っています。
――首を振って、何を見るんですか?
遠藤 まずは相手FWの位置。それから味方ですね。ボールを持っている選手に対して、味方がどういうポジションを取り、相手FWはどこにいるのか。それを見ることで、相手FWに対して自分が取るべきポジションが決まります。
――基本的には、相手FWと自陣ゴールとの間にポジションを取りますよね?
遠藤 そうですね。守備の原則としては、相手と自分たちのゴールを結んだ線上。そこに立つのがベストだと思います。
――逆に、その原則を破ることもありますか?
遠藤 ありますね。たとえば、隣のセンターバックが裏を取られそうになったら、自分がマークする相手FWよりも、少し味方へ寄って、より危ないところを抑えます。それがカバーリングですね。グループの守備戦術です。
――そういう判断をするために、首を振って周りを見るのがベースになるわけですね。
遠藤 そうですね。「ボールウォッチャー」という言葉がありますけど、ボールしか見ていないと、良いポジションは取れないです。先に危ないところを予測できるか。DFはポジショニングがいちばん大事ですね。
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