昨年度全国決勝大会で準優勝のmalva千葉fc U-12、4年連続で全国の舞台へ
2016年06月28日
バーモントカップ第26回全日本少年フットサル大会昨年度全国決勝大会で準優勝のmalva千葉fc U-12、4年連続で全国の舞台へ
6月25日(土)柏市沼南体育館(千葉県柏市)にて行われた「バーモントカップ 第26回全日本少年フットサル大会 千葉県大会」の決勝は、malva 千葉 fc U-12がVITTORIAS FC.Jr REDを4-2で下し、4年連続で千葉県大会を制した。
文・写真●高橋大地(ジュニサカ編集部)
昨年度のバーモントカップ全国決勝大会で準優勝し、4年連続となる千葉県大会制覇を目指すmalva 千葉 fc U-12(以下、マルバ千葉)とVITTORIAS FC.Jr RED(以下、ヴィトリーアス)の一戦となった千葉県大会の決勝。
試合開始から積極的にシュートを放ち、試合のリズムを掴みかけていたヴィトーリアスだったが前半2分、最も速くスコアシートに名前を刻んだのは、マルバ千葉の背番号10・中村拓夢くんだった。
「(味方が)シュートを打ってくれたので、すぐに詰めようと思ってゴール前に走りました」と、ゴール前の嗅覚を感じさせるコメント。
先制点の2分後には、相手DFのファールで得たフリーキックのチャンスを、マルバ千葉7番・髙橋勇貴くんが強烈なシュートでゴールネットを揺らした。「僕が『絶対決める』と言ってフリーキックを蹴りました。しっかりと右上に決まって良かったです」と、試合後に明かしてくれた髙橋くん。前半9分には、これまた強烈な左足のシュートで自身2点目を奪い、マルバ千葉3点のリードで前半を折り返した。
ヴィトーリアスは後半、前線からのプレスを強め攻勢に出た。「疲れていた、ということもあったけど、前に蹴ってしまうことが多くなった」と、マルバ千葉・浅野智久監督が言うように、マルバ千葉は、ボールを前線にうまく運べなくなった。するとヴィトーリアスは、後半5分と8分に2点を返し、1点差まで詰め寄る。
勢いは完全にヴィトーリアスだったが、試合時間残り30秒のところ、マルバ千葉・中村くんが右サイドを突破。右足で放たれたシュートはゴールネットに吸い込まれた。「縦に突破してそのままゴールを決めようというイメージ通りのプレーができました。コーチにも『決めようぜ』と言われていて、1点差で、もしかしたら追いつかれるかもしれないという場面で点を取れてよかったです」と、試合後に語ってくれた中村くん。先制点と、試合終了間際に大事な場面でゴールを決め、マルバ千葉を4年連続となる全国の舞台へ導いた。
試合後マルバ千葉・浅野監督は「相手が下がっているのに、裏のスペースにボール蹴ってしまったり、1対1の場面ができているのにそこで逃げてしまったりするところは修正していきたい」と全国大会に向けての課題をあげると同時に、「バーモントカップは、選手たちにとってこれから上に行って活躍するうえでのトレーニングだと思っているので」と、選手たちの将来も見据えていた。
■優勝 malva 千葉 fc U-12 浅野智久監督のコメント
(優勝できて)率直にうれしいですね。でも、自分たちが目指していることがあまりできませんでした。次のステップ(サッカーの)につながるために、例えばボールの受け方とか、間の取り方とか、前に進んでいくためにはどうしたら良いか、ということが課題としてあがりました。
誰かがドリブルで入ってきたときに、みんなが連動してスペースを空けたり、間(ギャップ)が取れたり、止まれたり、動きがないときにはステップ踏んで下がったほうが良いか、上がったほうがいいのか、予備動作したほうが良いのか、という状況判断がほとんどありませんでした。ボールを持っている人と、それに関わる人たちが、その状況を見ながら自分のポジションを修正していき、ゴールに進んでいくことを、もう少し試せたら良くなると思います。
(決勝戦は)最後なので疲れていた、ということもあったけど、前に蹴ってしまうことが多くなってしまいました。ときには、裏のスペースを狙うことがあって良いと思うんですけど、相手が下がっているのに、裏のスペースにボール蹴ってしまったり、1対1の場面ができているのに、そこで逃げてしまったりするところは、全国に行くまでに修正していきたいです。
バーモントカップは、選手たちにとってこれから上に行って活躍するうえでのトレーニングだと思っているので、だからここで優勝しても、これから上のカテゴリーに行ってプロになれなかったり、高校でサッカーやっても楽しくなかったりでは、まったく意味がないので、(全国大会では)彼らが良い判断をして、良いサッカーができるように頑張ります。
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