東陽FCが大分県大会を制覇。初の全国大会出場に会場が沸く!/第40回全日本少年サッカー大会 大分県大会
2016年12月01日
大会情報1点を守り切り強豪カティオーラを下す
(文・写真●TRUNK(片伯部俊栄))
第40回全日本少年サッカー大会大分県大会決勝が11月27日(日)、大分市の「だいぎんサッカー・ラグビー場」で行われた。大分県屈指の強豪チーム「カティオーラFC」に対するのは、全国大会初出場に挑む「東陽FC」。両チーム、監督からの「最後までやり切れ」という言葉を胸にピッチに入っていった。
ピッチコンディションが悪い中、定刻通り、決勝のホイッスルは吹かれた。カティオーラFCは自陣でパスを回し、ポゼッションを高めながら機を見て攻める持ち前のスタイルで序盤を制す。
一方、東陽FCは自陣での粘り強い守りから、大会屈指のストライカー・桑原誓良くんを中心に一瞬の隙を狙い攻めに転じるショートカウンタースタイルが徐々に機能し始める。一進一退の攻防が続いたまま、0-0で前半を折り返す。
ハーフタイム、緊張感漂う両ベンチでは気迫のこもった「気持ちで負けるな」「最後まで走り抜け」という監督の声がピッチに響き渡る。コンディションの悪い中、疲れが見えていた少年たちの目が一気に変わる。
後半がスタート、まず試合をリードしたのはカティオーラFCだった。ラインを上げ、相手ピッチでポゼッションを高め、10番・工藤渓くんと中盤底の中山遥くんから攻撃にスイッチが入りはじめる。誰もがカティオーラFCの得点を意識し始めた後半4分、試合を決める得点が決まる。
東陽FCの粘り強い守備から高橋星那くんにボールが渡る。渡った瞬間に味方を信じて走っていた桑原くんに絶妙なパス。そのパスを受けた桑原くんがGKとの1対1に制し、ゴールを決めた。
残り時間のない中、カティオーラFCは落ち着いて試合を作り直し、走り抜き攻撃を仕掛け続けたが、東陽FCが1点を守り抜き、試合終了のホイッスルが鳴った。
■東陽フットボールクラブ 桑原誓良くんのコメント
僕が点を決めて、勝てて嬉しいです。応援してくれてありがとうと両親に伝えたいと思います。全国大会では、ひとつでも多くのゴールを決めて、ひとつでも多く勝ちたいです。
■東陽フットボールクラブ 佐藤秀勝監督のコメント
ピッチコンディションの悪い中、選手たちが集中力を切らさずに、頑張って走り抜いてくれました。とにかく嬉しいゲームでした。大分県代表として責任感を持ち、いい準備をして全国に臨みたいと思います。
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