大阪発!! “未来の日本代表・守護神”輩出を目指す『GK育成プロジェクト』とは
2016年12月02日
コラム大阪府サッカー協会が突如打ち出した『GK育成プロジェクト』。なぜ大阪から、ゴールキーパーなのか。その実態に迫った。
文●吉村憲文 写真●古賀庸介
明日の日本代表GKは地域から!
世界と比べて小柄といわれる日本人。しかしメッシやイニエスタ(共にFCバルセロナ)に代表されるように、身長が170センチなくても世界を舞台に大活躍できる選手は少なくない。
ただし、これはフィールドプレーヤーの話。どうしてもGKにはサイズの問題が常について回る。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も、GKの条件に190センチの身長を挙げるほどだ。ただ現実的に日本のサッカー界の場合、それは厳しい。同時にGKコーチを置いているチームは非常に少なく、小学生のGK練習は経験のないフィールドのコーチが、独学で教えているケースも少なくない。3種の中学生でも状況は似たり寄ったり。特に中学の部活では顧問がサッカー経験のないケースも少なくない。
ただ厳しい状況でも磨けば光るダイヤの原石は存在する。そんなダイヤの原石を地域で発掘し、高校1年から育てようというプロジェクトが大阪府サッカー協会(以下、OFA)の主導で来年4月からスタートする。それが『GK育成プロジェクト』である。
なんといってもこのプロジェクトに対する大阪府の気合がすごい。協会のトップである赤須陽太郎会長自らの発案でスタートした。
「近年のサッカー情勢を見ると、GKというポジションに脚光が当たっています。優秀なGKの存在が、そのチームの強さの指標となっています。それだけ、GKというポジションが重要であるということが、昨今のサッカーの定説となりつつあります。
日本におけるGKは、主役というより脇役の存在としてあまり注目が集まっていないような気がします。しかし、世界の情勢を見ると、GKの育成が日本のサッカーを強くするためには急務であると考えます。また、その育成は若年層からしっかりとした技術と知識を身につける必要があると考えます」
元々、赤須会長は現役時代にGKとして日本代表にまで上りつめた人。後継者の育成に熱が入るのも頷ける。
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