サッカーで最も大切な『認知・判断・実行』の磨き方。JFAユース育成ダイレクターはどう考える?
2016年12月08日
コラム久保建英選手が持つ“プレーの軸”
――今のお話を聞いて思うのは、久保建英選手(FC東京U- 18)です。姿勢がとてもいい、と言われる久保選手ですが、彼が周りを良く見えているのは足下の技術に自信があるからではないでしょうか。
須藤 そういうことだと思います。小さい頃からボールをたくさん扱っていると、自分のプレーの軸ができていきます。テクニックがある子どもは周りを見ながら、同時に、いざボールを扱うときの姿勢がちゃんとできている。それが「軸ができている」ということ。目線が上がっていない選手に対しても、指導者から常に「今どこを見ていた?」「あそこは見えていた?」といった声がけが繰り返されていれば、自然と「見る」「認知」することの重要さが子どもにもわかってきます。
――「認知」に通ずる“視野を確保する”ということに絡んだ話ですが、日本のジュニア年代ではドリブルに特化した指導をするクラブもあり、たとえドリブルが得意でも、ボールを持っているときの視野が狭く、ドリブル以外の選択肢が持てずに苦しむ選手がいます。
須藤 ドリブラーは必要だし、ドリブルができないよりできたほうがいいと思います。ただ、「ドリブル」という言葉を使うときに、必ず「ゴールに向かっていく突破のための」ドリブルという捉え方をされることは多いです。メッシは突破するためだけのドリブルをしていません。相手のバランスを崩しておいてパスをするとか、味方のサポートを待つためにドリブルをしてタメを作るとか、ドリブルにもプレーの「判断」の要素がある。それを子どもに意識させながら練習させることがとても大事です。
(続きは『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.43』をご覧ください)
【商品名】ジュニアサッカーを応援しよう! VOL.43
【発行】株式会社カンゼン
2016年12月6日発売予定
A5判/並製/176ページ
◆特集1 12歳までに伸ばすスキル
◆特集2 カラダづくりに必要な栄養学 「食」でサッカーがうまくなる
◆【付録DVD】
ガンバ大阪・アデミウソン先生のドリブルテクニック術 他
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.25
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.25
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.25
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.25
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.25
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- U-16日本代表メンバー発表!【U-16インターナショナルドリームカップ2025 JAPAN】
- 「2025ナショナルトレセン女子U-14前期」参加メンバー発表!
- 「JFAナショナルGKキャンプ」参加メンバー発表!
- U-20 Jリーグ選抜メンバー発表!【International Youth Invitational Football Cup at KTSP June 2025】
- サッカーは「1対1」ではなく「2対1」がベース。海外の指導者の8割がそう答える、海外では当たり前にある感覚
- U-20日本代表メンバー発表。サウサンプトン・高岡伶颯や石井久継らが選出【第51回Maurice Revello Tournament】
- 関東トレセン女子U-15(前期) が開催!
- 「2025ナショナルトレセンU-14前期」参加メンバー発表!
- 「お前なんか絶対に一流になられへん」。”努力家”本田圭佑の原点【前編】
- 人生最大の挫折――。本田圭佑がガンバユースに昇格できなかった本当の真相【後編】