ケガをしないために心がけたいスパイク選びのコツ
2017年01月20日
コラムスパイクは、ボールを蹴るための大切な道具です。有名選手と同じモデルが人気になりやすいですが、正しく選ばなければ十分に能力を発揮することが難しいだけでなく、最悪の場合はケガにつながってしまいます。今回は、スーパースポーツゼビオさんの川崎ルフロン店でサッカーコーナーを担当している宮澤貴義さんに、スパイクの選びのポイントについて教えを請います。
(文●平野貴也 写真●編集部)
※この記事は2015年5月11日に掲載した記事を再編集したものです
正しい着用とサイズ選びが重要
――まず、スパイクを選ぶときに最も大切なことは何でしょうか。
正しく着用することと、適正なサイズを選ぶことです。どちらも、意外とできていないお子さんが多いように思います。スパイクは、まずカカトから合わせて、つま先を上げた状態で履きます。
カカトが合っていないと、靴ずれの原因になります。次に、靴ひもは緩いところを作らずに締めていき、しっかりと結びます。
試し履きの際、ひもの最上部だけを強く結ぶ方がいますが、それでは正しいフィット感は得られません。そして、スパイクを履いたら、立ってみること。これが重要です。
立って重心が乗ることで足の形は変わります。座っていたときは痛くなかったけど、立ってみたら小指の部分が痛いという例もあります。
これは、足裏のアーチが崩れてしまうためです。日本人はアーチがつぶれた偏平足が多いと言われていますが、疲労によってアーチが潰れる現象も起こります。
しっかりと立って、少し踏み込んで感触を確かめて下さい。場合によっては、中敷きを変えることで足裏のアーチを支えてフィット感を増し、疲労や痛みの軽減ができることもあります。
――サイズについてですが、親御さんとしては少し大き目のスパイクを購入することで長く使ってもらいたいという気持ちも出てくるところだと思います。
親御さんもそうですが、お子さんも小学生年代では特にサイズが大きいことをステータスのように感じる部分があり、大きめのシューズを好む傾向にあります。
つま先の部分が詰まっているかどうかは確かに一つの目安ですが、先ほど話したようにカカトで合わせていなければ意味がありません。
サイズ変更で買い替えを検討する場合には、もう一度確認してもらいたい事項です。適正なサイズよりも大きいものを履くと、靴の中で足が動いてしまうので、バランスを保つために余計な力が加わってしまいます。
結果として疲労しやすくなったり、バランスを崩しやすくなったりしてしまいます。お店でサッカー用のソックスを履いて足のサイズを測り、0.5センチか1センチ大きいシューズを選ぶのが適切です。
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』2017年度の参加メンバー768名を発表【変更あり】
- ポジションが変わらない息子
- 山口育成担当技術委員長に聞く! リーグ戦の推進は四種年代のサッカーをどう変えるか?
- 【高円宮杯第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会】決勝レポート「FC東京U-15深川が逆転で日本一、6年ぶり2度目の優勝」
- 【ジュニアユース 体験練習会】VERDY S.S. AJUNT(東京都)
- 柏レイソルが後半の逆転劇で2年ぶりに全国行きの切符を獲得!!/第41回全日本少年サッカー大会 千葉県大会
- 反復練習に時間を費やす必要はない。 戦術理解を養う「止める・蹴る」の指導法とは
- 夕食は18時が理想的。それができない場合は? 「睡眠の質」を高める栄養素
- 「JFAエリートプログラムU-14日韓交流戦」参加メンバー発表!
- 子どもの”強い心”を育むために親が「できること」「してはいけないこと」