子どもの怪我に適切な処置を覚えよう! “RICE”処置のススメ
2017年01月30日
コラム『RICE』とはスポーツの現場で行われているケガの応急処置方法のことです。今回は、RICEの手順や方法を服部誠先生から学びます。
(文●木之下潤 写真●Getty Images/編集部)
※この記事は2015年9月9日に掲載した記事を再編集したものです

“RICE”とは?
RICEとは、スポーツでケガをした場合にすぐ行う応急処置のことを指します。それぞれ、RはRest=安静、IはIcing=冷却、CはCompression=圧迫、EはElevation=挙上という意味の頭文字をとって作った言葉です。
どんなケガに有効なのかをもう少しわかりやすく説明します。「ぶつける」「ひねる」「肉離れ」などスポーツの現場で突発的に起こる外傷的な症状(ケガ)に対しては、ほぼRICEと呼ばれる応急処置が有効的な対処方法です。逆に、この応急処置を活用してはいけないケガもあります。主に「冷却」に当てはまることなのですが、慢性的に起こっている痛みです。急速に冷やしてしまうと、症状が悪化する可能性があるため、やってはいけません。
また、例外として考えられるのが、首から上の頭部の外傷です。これについては、医療機関の先生に処置を任せてください。素人の方の判断できるレベルを越えている場合があるので気をつける必要があります。意識の有無にかかわらず、動かす行為そのものが致命傷になることもありますから。頭部への外傷は2回目が危ないとされるので、絶対に1週間は安静が必要です。それら以外は、ほぼRICEの処置で大丈夫です。
R(安静)やI(冷却)はイメージがしやすいですが、C(圧迫)は想像しにくいと思います。応急処置の圧迫は腫れを抑えるために行います。具体的には、患部を伸縮性のあるバンテージで巻いて圧迫をすること。よく受けるのが、どの程度の範囲を圧迫すればいいのかという質問です。これは体の部位によって圧迫する場所や範囲が異なりますから一概には言えません。ですので、頻繁に起こる足首のねんざと太ももの肉離れを事例として紹介しましょう。
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