心に残る卒団式のつくりかた。「卒団式にはチームと選手の個性があらわれる」~OZ湘南FCの場合~
2017年02月15日
コラムいよいよ2月になって、6年生にとっては、小学校でのサッカー活動も残りわずか。そんな6年生を送り出すセレモニーとして卒団式を行うサッカークラブが多いようです。卒団式のスタイルは、各クラブによって様々なものがあり、他のクラブがどんな卒団式をやっているのかは何かと気になるところではないでしょうか。そこで今回は、毎年恒例の行事として卒団式を行っているOZ湘南FC(神奈川県藤沢市)の座間吉宏代表に『心に残る卒団式』をテーマに、話を伺いました。
取材・文●山本浩之 写真提供●OZ湘南FC
そもそも卒団式ってなんだろう?
「卒団式とは、ジュニアサッカーの活動での集大成の場と言っても過言ではないのかもしれません」
こう語るのは、これまで長年に渡り少年サッカーの指導者として、またクラブを取りまとめる立場として、地域の子どもたちの卒団式を見届けてきたOZ湘南FC・座間吉宏代表です。
「卒団式は、毎年同じ流れで進めていても、いつも違った雰囲気のものになります。チームというのは、選手一人ひとりの個性に加えて、学年担当のコーチや保護者の関わりがあり、そこに、これまでの一つひとつの活動で積み上げてきたものが合わさって、その学年独特のスタイルというものを作り出します。ですから当然、卒団式には、その学年の持つ空気感が流れるわけです」
OZ湘南FCの2016年度の卒団式は3月18日(土)に行われます。2015年4月に大越サッカースポーツ少年団(以下、大越SSS)と善行サッカースポーツ少年団(以下、善行SSS)が統合して誕生したのがOZ湘南FCです。今年度で2回目となる卒団式を迎えます。第1回目の卒団式が行われた昨年度は、お互いのクラブの文化に違いを感じたと座間代表は言います。
「大越SSSの卒団式は、イメージでいうと小学校の卒業式です。指導者が子どもたち一人ひとりに卒団証書を授与する式典のような感じです。そのあとでお別れサッカー大会をやって閉会するという流れでした。一方、善行SSSは、はじめにお別れサッカー大会をやって、そのあとに保護者が中心となって、指導者などのお世話になった関係者にお礼をする謝恩会を開くという感じでした。ですので、これは180度スタイルが違うなと思いましたね」
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