「日本の若い選手は敵のいない状態でのシャドートレーニングをやりすぎる」横浜FM・モンバエルツ監督が語る、傑出した日本人選手が現れない“明確な原因”
2017年02月16日
インタビュー日本の発展に必要な知識のフュージョン
――育成システムの構造改革については、ヴァヒド(ハリルホジッチ)も同じ問題に悩まされていると思いますが、あなたはマンチェスター・シティに、マリノスの日本人コーチを研修に派遣することも行っています。
「そう。多くのことを学んでもらえればと思ってね。実際、そういうコーチたちは私と一緒にいるときにはマンチェスター・シティでの研修がいかに充実したものだったか、どんなに多くのものを得たかということを、目を輝かせながら説明してくれる。
私は日本の指導者たちに、異なる文化圏のアイディアを恐れずに取り入れてほしい。もともと日本の人たちは、新しいノウハウを吸収するのが速い。だから強いて言うなら、さまざまな知識を自分流に変えればいいはずなんだ。
これこそ『フュージョン(融合)』だし、日本サッカー全体が発展する大きなきっかけにもなる」
――日本という国は海外への関心も高いし、昔から外国の知識や技術、ノウハウを積極的に取り入れようとしてきた。一方で、日本国内には独自のシステムや権力構造というものがあるので、新しいノウハウの活用の仕方は限定されてしまう。なかなか変革につながらないもどかしさもあります。とはいえ、ヴァヒドとあなたには、日本サッカーの発展のために辛抱強く、改革に挑戦し続けて欲しいのです。
「日本はフランス人の私から見ても、非常に洗練された独自の文化や社会を発展させてきた。私は彼らの文化に深い敬意も抱いている。でもそれが故にこそ、なかなか物事を変えて行きにくい傾向は、どうしても出てきてしまうと思う」

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