子どもの“自主性”を引き出すサッカーノート活用術。親子の関係性を深めるコミュニケーション法とは

2017年03月08日

コラム

子どもが自ら考えて行動するために

 ボトムアップの指導は、指導者がファシリテーターになると述べましたが、しかし、私たち指導者が、子どもたちと関われる時間は、グランドや学校においてだけで、半分は家庭での時間です。

 そこで、特に重要になってくるのが親子での関係性です。

 例えば、子どもたちが、うまくいかなくなって苦しんでいるときに、すぐに手を差し伸べずに、子どもたちが考えて解決する瞬間を見守ってください。

 そうしたときは、すこし距離をおいて様子を見ながら、自分で考えて解決しようとしているか、見てあげてください。

 いまの子どもたちに過保護や過干渉にならないように、育てていくということは、子どもたちが将来を生きていくという意味では大切なことです。

 何でもかんでもすぐに手を差し伸べて、早い段階での安心安全を求める風潮があります。

 やはり、自分で失敗してもいいからチャレンジさせてみるという、次に向けての課題解決の判断を奪わないように見守ってください。

 例えば、ベンチの監督から「シュート打て!」と指示が出て見事ゴールを決めました。

 しかし、シュートを決めた選手本人は、自分の感覚でタイミングをはかって、判断して蹴ったわけではありません。

 となってくると大人になって、このベンチにいた監督はいなくなります。では、この選手はどうすればいいのということです。

 私がやっている指導は、私がいなくなっても、選手ひとりでしっかりと発言する、そして行動できるようになる指導です。一人でも多くの子どもたちが自立できるよう、サポートしていってもらいたいです。


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0301-2
【商品名】子どもが自ら考えて行動する力を引き出す 魔法のサッカーコーチング
発行:株式会社カンゼン
価格:1,620円(税込)
四六判/192ページ
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