全少でも適用される!? 育成年代を中心に『一時的退場(シンビン)』導入可能に

2017年05月18日

ジュニアサッカーニュース

LONDON, ENGLAND - MAY 14: Andrew Robertson of Hull City is shown a yellow card by referee Martin Atkinson during the Premier League match between Crystal Palace and Hull City at Selhurst Park on May 14, 2017 in London, England.  (Photo by Matthew Lewis/Getty Images)
(写真●Getty Images)

 日本サッカー協会は18日、東京都内で理事会を開き『2017-2018年競技規則改正』について、理事会後の記者報告会で新たな競技規則に対する理解や適用時期などについて説明した。
 
『2017-2018年競技規則改正』は、3月に国際サッカー評議会(IFAB)からの通達があり、これを日本サッカー協会が翻訳。各FA、加盟クラブ、審判員等に周知を図っている。

 前回の改正では、『ペナルティーエリア内における決定的な得点の機会の阻止』いわゆる“三重罰”について、キックオフを「どの方向にボールをけってもよい」となるなど大きな競技規則の大きな改正がいくつか見られたが今回の改正では「各国サッカー協会の自由度」が拡大される点に重きが置かれた。

 なお、『2017-2018年競技規則改正』適用は国際的には2017年6月1日から有効とされ、JリーグやJFLなどでは7月以降に適用される。JFA主催各種大会では、原則7月21日からとされ、地域・都道府県FA主催各種大会では遅くとも、2018年4月1日からの適用を目指している。

「各国サッカー協会の自由度」拡大の代表的なルールの例として挙げられるのは『一時的退場の使用』いわゆる“シンビン”だ。ただ、『一時的退場(シンビン)』に関してはあくまで「ユース、年長者、障がい者、そしてグラスルーツのサッカーにおける一部」と説明されており、国際試合やJリーグなどのプロの試合では適用外となっている。

 また、今回の理事会では『一時的退場(シンビン)』のガイドラインも配布されている。そのガイドラインによれば、一時的退場の時間は「すべての反則に対して同じ」であり「全試合時間の10%~15%」となっており、一時的退場の時間が経過された後は、ケガをした競技者がピッチに戻るときと同じ対応となる。

 最も気になるのはどんなケース時に『一時的退場(シンビン)』が適用されるのか、ということだが、これもガイドラインに記載がある。これによれば『一時的退場(シンビン)』が適用されるパターンは2パターンあり、ひとつは「すべての警告について適用される」、ふたつ目は「すべてではなく、幾つかの警告について適用」とされている。

 まず「すべての警告について適用される」場合は、イエローカード(警告)が提示されさらに『一時的退場(シンビン)』が適用される。一方、もうひとつの「すべてではなく、幾つかの警告について適用」は事前に『警告となる反則(リスト)』を決定し、競技者がその反則を犯した場合に『一時的退場(シンビン)』が適用される。この『警告となる反則(リスト)』は、国際的な基準があるわけではなく、あくまで各国協会や地域FAなどの判断に委ねられることになる。

 
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