熱中症、ゴールを移動する際の転倒、育成年代での過剰な指導…。“子どもの安全”を守るには、まず「大人が知ること」
2017年07月06日
インタビュー
サッカーゴールの移動の際に起こりやすい転倒事故
「また、サッカーの練習中に起こりやすい事故のひとつに、ゴールを移動する際の転倒があげられます。文部科学省で2009年、ゴールを移動する際のガイドラインを以下のような形で策定しました。
『サッカーゴール等重量のある移動式 の器具の移動時における事故を防止するため、教員等が指導した上で、安全に移動させることが可能な人数を集めることや、経路の安全性を事前に確認する等、配慮することが有効である』(※文部科学省『学校施設における事故防止の留意点について(平成21年3月)』より抜粋)
では、実際に中学3年生がサッカーゴールを移動させる場合、“安全な移動が可能な人数”とは何人でしょうか?
恐らく、ほぼすべての方が答えられないと思います。厳密に安全を担保しようとすれば、ゴールの重さや形、材質などまで想定したうえで、安全管理に努めないといけません。鉄製とアルミ製のものでは重さが大きく変わってきますし、ゴールの奥行きも数十cmから3mほどのものまであります。当然、持ち上げたときの重心も違いますから、必要な人数も変わってくるのです。
しかし、こうしたことを誰も分かっていないのが現状です。そのため、日本スポーツ法支援・研究センターとNPO法人Safe Kids Japanは、日本中学校体育連盟や産業技術総合研究所と共同で、サッカーゴールの実態調査を行い、また、ゴール転倒によって下敷きになる人体への負荷・ゴールにぶら下がって体を揺らしたときにゴールを転倒させる方向に加わる力を確かめる実験などを行って、ガイドラインを提言する準備をしています。
「安全に注意しよう」と言うだけでは事故は避けられません。具体的にどのようにしたら良いかを示すことが重要です。こうした具体的なガイドラインの作成は本来、文部科学省や各スポーツ団体の務めですから、早急な対応を臨みたいところです」
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