元スペイン代表・モリエンテスが語る“日本とスペインの差”。「育成から違いが生まれているのかもしれません」
2017年07月27日
コラム
【写真上段左から4番目がスペイン代表時代のモリエンテス。隣には元バルサ監督 ルイス・エンリケ。(写真●Getty Images)】
指導者はサッカーというスポーツを熟知している必要がある
――モリエンテスさんは5年前のインタビューで「次に来るのはルイス・エンリケだ」と予言されていました。彼はその後、実際にバルセロナに数多くの栄光をもたらしました。5年経って改めて、今注目している若手指導者はいますか?
ルイス・エンリケ監督はあの頃から才能のある指導者だと思っていました。私は選手から監督になった人の方がいいと思っています。なぜかと言うと、やはりロッカールームを話されることや、選手との関係もよくわかっていますし、スポーツへの理解もあって、技術的な側面もよく理解しているからです。
そういったことを理解した上で、しっかりとした哲学を持って進むことが重要なので、選手から監督になるルートが一番いいと思っています。今はU-21スペイン代表のアルベルト・セラーデス監督(現役時代はバルセロナやレアル・マドリーなどで活躍、2017年のU-21 EURO準優勝)と、U-17スペイン代表のサンティ・デニア監督(現役時代はアトレティコ・マドリーなどで活躍、監督として2017年のU-17 EURO制覇)に注目しています。
――モリエンテスさんの元チームメイトだったジネディーヌ・ジダン監督はレアル・マドリーで輝かしい結果を残しています。彼が成功できた理由も選手時代の経験があったからこそ、ということになるのでしょうか。
やはりジダンも選手だったので、このスポーツを熟知しています。選手をどのように扱ったらいいかをよくわかっている。レアル・マドリーにはスター選手が揃っているので、彼らをうまくマネージメントするのはものすごく難しいことです。ジダンは選手だったからこそ、それができるんだと思います。そして素晴らしいチームがあるので、それもジダンの成功を手助けしていると思います。
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・モリエンテスが語る「やり直したい」あの一戦。誤審で失ったキャリア最高のゴール【独占インタビュー】
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