自分にピッタリの一足を探そう。意外と知らないフットサルシューズの種類と正しい選び方とは?
2017年07月28日
コラムジュニア年代の日本一を決める全日本少年フットサル大会が、2015年から現行の8月開催に移行したことで、夏場のこの時期、積極的にフットサルに取り組むチームは多い。スキルアップの側面だけではなく、熱中症対策などの観点から室内トレーニングを採用するチームもあり、ジュニア年代の選手がフットサルをプレーする機会は年々、増えている。そうした中で、選手が最初に直面するのがフットサルのシューズ選びだ。屋外の人工芝コートや屋内の体育館など、サッカーと異なる知識が必要なシューズ選びは、どんなことに注意するべきなのか。スーパースポーツゼビオららぽーとTOKYO-BAY店の大嶋美歩さんに話を聞いた。
(取材・文●本田好伸 写真●ジュニサカ編集部)
ソールは飴色、白色、もしくは無色透明のものを選ぶ
定番の白や黒だけではなく、赤や黄、青、紫……近年のサッカー日本代表や世界各国の代表選手の足元は、本当に彩り鮮やかだ。国内外の各フットボールメーカーは、機能性もさることながらデザインやカラーバリエーションにも力を入れている。
「日本代表選手みたいに、かっこいいスパイクを履きたい」というジュニア年代の選手も多いだろう。ただし、“見た目”も大事な要素であると同時に、選手としてパフォーマンスを追求する上で、他にも考えるべきことはたくさんある。それは、フットサルシューズでも同じことだ。
フットサルシューズは大まかに、人工芝などでの使用が推奨されるトレーニングシューズタイプと、ソールにスタッドがないフラットタイプの2種類がある。
【写真上のアディダスのシューズはフラットタイプ。写真下のデスポルチのシューズはトレーニングシューズタイプ】
まずは屋外か屋内かという、日頃のプレー環境に応じて選ぶ必要がある。全国に約170店舗を展開する大型スポーツ専門店、スーパースポーツゼビオららぽーとTOKYO-BAY店の大嶋美歩さんは、「人工芝用を履いて体育館でプレーする、もしくは屋内用を履いて人工芝でプレーすると滑りやすくなり、ケガを誘発する原因にもなります」と言う。
そればかりか、止める、蹴る、ボールを扱うといった基本技術のパフォーマンスにも影響するため、プレー環境に合ったシューズタイプの選択は必須だと言える。
その際、特に屋内用のシューズには注意が必要だ。例えば、バーモントカップ全日本少年フットサル大会の大会規定には次のような文言が記載されている。
「キャンバス、または柔らかい皮革製で、靴底がゴム、または類似の材質で出来ており、接地面が飴色、白色、もしくは無色透明のフットサルシューズ、トレーニングシューズ、または体育館用シューズタイプのもの。スパイクシューズおよび靴底が着色されたものは使用できない」
ここで言う「接地面が飴色、白色、もしくは無色透明」とは、シューズと床が擦れる際に床に塗料が付着し、汚れてしまうことを防ぐなどの目的がある。これは、試合会場の体育館やアリーナごとに規定が設けられている場合が多い。
メーカーはこの点にも注意して開発しているため、仮にソールが着色されたシューズでも塗料が付かない「ノンマーキング」のものがほとんどだが、使用許可が下りない会場もいまだに多い。そうした理由からも、「ノンマーキング」の記載があり、かつ飴色、白色、もしくは無色透明のソールを選ぶのが無難だ。
【このアディダスのシューズの靴底はオレンジだが、カカトの部分にはノンマーキングの文字が】
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