「新たな選択肢を増やすようなアプローチが必要」。グループ戦術の指導法と効果的なトレーニング法とは?
2017年08月10日
コラムQ2
グループ戦術を教える上で効果的なトレーニングはありますか?
判断を工夫し続けることで、対応力も身につく

判断を工夫し続けることで、対応力も身につく
最初に「スペース」という意識を身につける練習を紹介します。20m×20mほどのグリッドを作り、3色のビブスを使って4人ずつのチームを作ります。同じビブスの選手が仲間となり、ボールを手投げでパス交換します。ボールを受けてから3拍子の間に次のパスを出すというルールにすると、ボールばかりを見ずに自分がパスをもらえる位置やパスを出す位置を探すようになります。ウォーミングアップなどで行うのに適したトレーニングだと思います。
次の段階として先ほど挙げた「幅をとる」方法を教えるのならば、4対4のミニゲームで横幅を広く取って前方の左右2カ所にゴールを設置すると良いでしょう。「深さをとる」方法ならば、縦長のピッチにして3対3か4対4。ゴールの両脇に選手を置き、その選手にパスを出してリターンを受けてシュートするというルールを設けます。GKは置かないので、簡単にシュートが入るようでは面白くありません。ゴールは小さい物にした方がゲーム性を増すことができます。もちろん、もっと大人数のゲーム形式で行うこともできますが、3〜4人ずつのゲームの方が指導者はコーチングをしやすく、選手とのコミュニケーションをうまく取れると思います。
スペインのクラブなどで見られるように、初めから高度な戦術を教えこむことも一つのやり方です。ただ、私は、マーカーやコーンで作ったグリッドで同じ動作をくり返すよりも、判断を求められるゲーム形式の方が実戦的な動きを身につけやすいと考えていますし、子どもが試行錯誤の過程で枠組みから外れたことに挑戦してみることにも意味があると思います。判断を工夫し続けることで、対応力も身につきます。
先述の2つのメニューのような基礎的な練習をしっかりと理解して実践できる選手は、中学生や高校生になってチーム戦術の難度が上がっても比較的ついていきやすいタイプに成長することが多いのです。
<グループ戦術に生かせるトレーニング法>

>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
コラム
-
U-12からU-18に何人残れるか?「川崎フロンターレの軸となっていかなくちゃ」大田和直哉監督が取る勝負と育成のバランス【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.05
-
「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」ソレッソ熊本指揮官は信念をもって個性を伸ばす【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.03
-
「ヴァンフォーレ甲府らしくやります」U-12監督が出す“色”。全国大会を経験した選手たちはどんな成長曲線を描くか【全日本U-12サッカー選手権コラム】2026.01.01
-
動き方までは教えない。オシムさんが考える「自由」とは?「重なってしまうのは仕方がない。だけど…」2025.06.13
フットボール最新ニュース
-
バルセロナが逆転勝利。チェルシーがまさかの黒星【9日結果まとめ/欧州CL】2025.06.13
-
アーセナルが直接対決を制しCL首位浮上【26日結果まとめ/欧州CL】2025.06.13
-
バルセロナがチェルシーに完敗【25日結果まとめ/欧州CL】2025.06.13
-
上田綺世が先制ゴールもチームは敗戦【27日結果まとめ/欧州EL】2025.06.13
-
バルセロナ、終始リードを許す展開で辛くもドロー【5日結果まとめ/欧州CL】2025.06.13
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 「なぜ、これだけいい選手が熊本に集まるんですか?」ソレッソ熊本指揮官は信念をもって個性を伸ばす【全日本U-12サッカー選手権コラム】
- 「ヴァンフォーレ甲府らしくやります」U-12監督が出す“色”。全国大会を経験した選手たちはどんな成長曲線を描くか【全日本U-12サッカー選手権コラム】
- U-12からU-18に何人残れるか?「川崎フロンターレの軸となっていかなくちゃ」大田和直哉監督が取る勝負と育成のバランス【全日本U-12サッカー選手権コラム】
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧【第104回全国高校 サッカー選手権大会】
- 両者得点を許さずPK戦の末、サガン鳥栖がソレッソ熊本に勝利し優勝を飾る【JFA 第49回全日本U-12サッカー選手権大会】
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧【第34回全日本高等学校 女子サッカー選手権大会】
- 「僕、みやぎへ行く」。日本代表の”10番”香川真司、サッカー人生を変えた決断までの道
- 清武弘嗣選手が経験した苦い全少での思い出と父の熱き教え【後編】
- 震災を乗り越えて――。ソレッソ熊本が挑んだチビリンピック全国大会
- U-15日本代表メンバー発表!【EAFFU-15 Championship 2025】














