ダノン世界王者世代・東京武蔵野シティらがベスト8進出!! クラブユース選手権U-15
2017年08月20日
ジュニアサッカーニュース
東京武蔵野が横浜FMとの激戦制す
北の大地・帯広で15日から24日まで行われている『第32回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会』。Jクラブの育成組織と街クラブにおける夏の日本一決定戦は、20日にラウンド16が開催された。
8強入りをかけて帯広の森球技場ピッチBの第2試合では、横浜F・マリノスジュニアユース(以下、横浜FM)と東京武蔵野シティFC U-15(以下、武蔵野)が対峙。試合は序盤から互いに激しい攻防を繰り広げ、中盤でセカンドボールを拾い合う展開となった。
その中で先に流れをつくったのは、ジュニア時代にはダノンネーションズカップで世界一に輝いている武蔵野。「(右サイドが)空中戦に強くないと思った」とMF依田らい木選手(3年)が話したように相手の穴を突き、ゴールを狙う。21分には10番を背負うFW福崎怜青選手(3年)が右サイドから切り込み、あわやゴールという一撃を放つ。ネットこそ揺らせなかったが、前半の中盤以降はテンポの良い攻めで好機を作った。
対する横浜FMも武蔵野の攻撃を何とか跳ね返すと、ボランチ・MF山根陸選手(2年)を軸に反撃。2年生司令塔を起点にサイド攻撃を繰り出し、最前線のFW星野創輝選手(3年)や2列目の中村翼選手(3年)がフィニッシュへと持ち込む。後半5分には、右サイドを深く抉った星野選手の折り返しに中村選手が反応。惜しくも枠を捉え切れなかったが、徐々に自分たちのリズムを取り戻していった。
しかし、一進一退の展開はその後も続く。武蔵野が後半6分に途中出場のFW石塚雄八選手(3年)のゴールで先手を奪って一歩前に出たかと思えば、直後の9分に横浜FMは主将・MF植田啓太選手(3年)のゴールですぐさま同点に追いついてみせる。結局、試合は80分では決着がつかず、勝負の行方は10分ハーフの延長戦に持ち込まれた。
そんなこう着状態に終止符を打ったのは石塚選手の一撃だった。延長前半3分、ゴール前を依田選手とMF小林千馬選手(3年)がワンツーでこじ開けると、最後は石塚選手が飛び込んで殊勲の決勝弾。延長戦で相手を振り切った武蔵野が初のベスト8進出を決めた。
その他の試合では昨年度の3冠王者で今季のプレミアカップ覇者の清水Jrユースなどが勝利。21日の準々決勝は帯広の森球技場A、Bで全8試合が開催される
(文・写真●松尾祐希)
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