「常に想像を超えるプレーをしてくる」。攻守に”強さ”を発揮したバルセロナ。実際に戦った子どもたちは何を感じた!?

2017年09月02日

U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2017

8月24日(木)~8月27日(日)にかけて行われた『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2017』で、2大会連続4度目の優勝を手にしたFCバルセロナ(スペイン)。世界有数のビッグクラブの育成組織(カンテラ)と対戦した日本の子どもたちは試合のなかで何を感じたのでしょうか。

取材・文●中澤捺生 写真●佐藤博之、ジュニサカ編集部


肌で感じた世界トップレベルのサッカー

「スピード、パワー、テクニック、状況判断。どれをとっても得点以上の差があった」

そう話すのはサガン鳥栖U-12、佐藤真一監督。『JA全農杯チビリンピック2017 小学生8人制サッカー大会』では全国2位に輝き、8月前半に行われた、『new balance championship 2017 U-12の部』では、並み居る強豪を破り優勝を果たしたサガン鳥栖U-12ですが、バルセロナ相手には成す術なく0-2で敗れました。

ボランチの位置でプレーし、主将を務める先田颯成くんは、「右に(ドリブルで)抜いてくるなと思ったら、上体フェイントで逆を突かれてしまいました。激しくプレスをかけに行っても、簡単にボールを奪うことができなかったです」。CBでプレーした林奏太朗くんは「自分が前に出過ぎて、裏にパスを出され、一発でシュートを決められました。ミスを逃さずに決めきることは凄いと思います」相手のミスを突き確実にチャンスをものにするバルセロナの決定力に舌を巻いていました。

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【バルセロナの選手と競り合うサガン鳥栖3番DF林奏太朗くん。チャンスを逃さないバルサの決定力に脱帽していました。】

準決勝でバルセロナと対戦した名古屋グランパスFW鈴木陽人くんは「ワンタッチ、ツータッチで素早くパスを回して簡単にゴール前まで迫ってきます。ゴール前のアイデアも凄くて、11番の選手(カリム・トゥンデ・ルイスくん)がヒールパスでアシストをしていたのは衝撃でした。常に自分たちの想像を超えてるプレーをしてきます。また、(ドリブルで)抜いても次またディフェンスが来て、抜いても来てと相手のカバーリングが徹底的していました」と、攻守においてバルセロナの”強さ”を肌で感じていたようです。

また、バルセロナは”ポゼッション”をスタイルとするチーム。ゴールキーパーからパスをつなぎ、ビルドアップを行います。サイドでボールを持った選手は、スペースが無ければ、ボールを後方(CB)に下げたり、中盤を経由して、サイドに展開。攻撃を一から作り直します。バルセロナと対戦したチームの選手たちは「テンポをずらしてパスを出していた」「すぐ蹴れる位置にファーストタッチをしていた」「目で見ている方向とは違うところにパスを出していた」など、守備に回る時間が長いなかで感じることも多かったようです。

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