良いGKになるための条件は「いかに原理原則にこだわるか」。GKの基礎『ポジショニング』と『構え』を学ぶ

2017年09月26日

コラム

BERLIN, GERMANY - JUNE 05:  Gianluigi Buffon of Juventus makes a save during a Juventus training session on the eve of the UEFA Champions League Final match against FC Barcelona at Olympiastadion on June 5, 2015 in Berlin, Germany.  (Photo by Matthias Hangst/Getty Images)

いいGKの条件は「いかに原理原則にこだわるか」

 練習方法は大きく分けて2つ。1つはペナルティエリア内での1対1。ペナルティエリア付近からのパスを配球し、FWの選手がワンコントロールで侵入して1対1の状況を作ります。

 ボールの移動中に間合いを詰めることとワンコントロールした瞬間を狙うことをトレーニングできます。FWがコントロールをミスせずゴール前に入ってきたら、しっかり構えてブロッキングで対応することとなります。また、ワンコントロールするところをダイレクトでシュートを打っていいという設定に変えると難易度が上がります。

 もう1つはDF裏のスペースを突かれての1対1。ハーフウェイラインの少し前にコーンを置いて、そこをFWのスタート位置にします。そして、その後ろからスルーパスを蹴ってGKとFWで競争をさせます。

 サーバーのパスの強弱でどちらに有利の状況にするかを変えることができる。また、FWのタッチ数やシュートまでの時間を制限することで難易度を変えられます。途中からDFを入れてFWの背後から追わせれば連係のトレーニングになります。

 GKの技術に特別なことはありません。いかに原理原則にこだわるか。それがいいGKになるための条件だと僕は思っています。正しい技術を身につけた後に判断を伴う練習を行い、状況に応じた技術を発揮できたかを試合で確認する。

 そして、また練習で鍛えていく。その繰り返しをすることでしか、いいGKは育っていきません。原理原則を意識して、GKとしての大切なスキルを身につけていってもらいたいと思います。

 

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