横河武蔵野FCが激闘を制す!! PK戦の末にバディSCを下し3年ぶりの全国大会へ/第41回全日本少年サッカー大会 東京都大会

2017年11月27日

大会情報

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文・写真●中澤捺生/ジュニサカ編集部

横河武蔵野FCがPK戦を制する!!

 11月26日(日)、味の素スタジアム西競技場にて『第41回全日本少年サッカー大会 東京都大会』決勝戦が行われ、横河武蔵野FCジュニア(以下、横河武蔵野)がバディSCを下し、全国大会への出場を決めた。

 準決勝では、バディSCが立川九小SCを2-0で横河武蔵野がバディSC江東を1-0で下し、それぞれファイナルの舞台へと進んだ。

 14:30キックオフとなった決勝戦は風が少し強く吹くなかでの試合となった。ゴールが生まれたのは前半4分。右サイドから上がったクロスを横河武蔵野DF陣が跳ね返すと「思い切って打とうと思いました。風に流されて、狙っていたコースにボールが飛んでいったので良かったです」と、話すバディSC28番・野戸悠輝くんがこぼれ球をダイレクトで右足一閃。ボールはGKの右手を弾き、ネットに吸い込まれた。幸先良く先制点を奪い、勢いに乗ったバディSCはその後も、縦に速いサッカーでゴールに迫っていく。

 防戦一方の横河武蔵野だったが、「緊張して、(チームは)上手く試合に入っていけませんでしたが、だんだん馴れてきて自分たちのサッカーができるようになりました」と、キャプテン8番・吉荒開仁くんが話すように、10分以降は、細かいパスやセットプレーからチャンスを作りだしていく。

 12分に、11番・谷田壮志朗くんが惜しいヘディングシュートを放つと、17分には右サイドのFKから米田壮志くんが左足でバー直撃のシュート。18分にも同じような位置のFKから鋭いクロスボールを中にいれ、あわや”オウンゴール”というシーンも。同点に追い付くことはできなかったが、横河武蔵野のペースで前半は終了した。

 後半、横河武蔵野が2分に、同点に追いつく。

 8番・吉荒くんが中盤でボールを持つと、左サイドの裏のスペースにスルーパス。これに反応した9番・山崎湘太くんがドリブルでペナルティエリア内に侵入すると、バディSCのDFが後ろから押し倒し、PKの判定に。このPKを8番・吉荒くんが冷静に沈め、スコアを1-1とした。

 主導権を握った横河武蔵野はその後、9番・山崎湘太くんを中心に攻撃を仕掛けていく。スピードのある山崎くんは幾度となく、ドリブルでペナルティーエリア内に侵入し、バディSCゴールに襲い掛かった。しかし、バディSC、GK・堀川史羽くんがクロスやシュートをしっかり対応し、逆転を許さない。

 後半は終始、横河武蔵野が主導権を握っていたものの同点止まり。勝負は延長戦へともつれ込んだ。結局、延長戦も1-1のまま終了。全国大会への切符はPK戦にゆだねられることに。

 PK戦では先攻の横河武蔵野が1人、2人目と成功したのに対し、バディSCは2人目の選手がクロスバーに当てて失敗。そして、3人目のキッカーを務めた9番・山崎くんが冷静に沈め、横河武蔵野が、3年ぶりとなる全国大会への出場権を獲得した。

 キャプテンの吉荒くんに全国大会の目標を聞いてみると、「目標は優勝です!全国でもしっかり、パスを繋いで自分たちのサッカーをしていきたいです」。神田敦史監督も「(全国大会では)どのような相手でも横河武蔵野らしくパスを繋いで、相手に脅威を与えていきたい」と、話してくれた。

 12月終盤に鹿児島で行われる全国大会で横河武蔵野はチームのスタイルを貫き、初の全国制覇に挑む。

<ジュニサカMOM>
横河武蔵野FC 9番 山崎湘太くん
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後半、同点ゴールとなったPKを獲得するだけでなく、高いテクニックとスピードを発揮し、左サイドをドリブルで何度も突破。多くのチャンスを作り出しました。PK戦では、3人目のキッカーを務めると、冷静にPKを沈めました。

スルーパスに抜け出し、PKを獲得したシーンについて「点をとることが仕事なので裏のスペースは常に狙っていました。PKは蹴ろうと思ったけど、大事な場面なのでキャプテン(吉荒くん)が蹴るべきだと思いました」と、試合後に教えてくれました。

■全国大会に向けての意気込み
チャンスをしっかり決めて全試合勝ちたいと思います。優勝して横河武蔵野FCが”強い”ということを全国に示したいです。

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