サッカー脳を鍛えて”直感”を磨く!脳科学者が語る「判断力」の秘密
2017年11月28日
コラム子どもの「判断力」を磨く親の声かけ
あるワンプレーについて、そのオプションをイメージするイメトレが効果的であることは先ほど述べましたが、最初のイメージを作ることはけっこう難しいもの。家庭では、うまく子どもに質問して、子どもの頭の中で試合を再現させるようにするといいでしょう。
「こうしてこう(相手が、ボールが)来たら、どうする?」とか、「こういうときの切り込みどうする?」と聞いてみる。これは親が指導者レベルでなくてもできることです。子どもがイメージするきっかけを与えられればいいわけで、子どもがシミュレーションしてみることが大事なんですから。答えが間違っていてもいいんです。
また、サッカーの試合をテレビで観る場合には、カメラの角度がかなり限定されているのが残念ですが、俯瞰、ゴール側、自分目線など、親が目線の転換を促すこともしてあげていいのではと思います。
このプレーを、相手選手から見たらどうか、などを聞いてあげる。かなり早い時点、小学校へ入るくらいの子どもなら、「これ、ピッチのどこから見た感じ?」とかは、わかりますよ。
また、脳の能力は、可塑性があるので、極端なことを言えば、90歳になってからでも脳は成長できます。
一方、運動の神経の発達のピークは8歳ぐらい、判断の神経のピークは11.5歳くらいというデータもありますが、いずれも緩やかなピークですからいつまでも発達は可能です。
問題なのは、このときに作られる判断や運動調整の神経ネットワークは、現状の身体にフィットするように作り込まれてしまうこと。だから、急に体が大きくなったり、筋力がついたりすると、それに神経ネットワークが合わせきれず、下手になるという現象が起こるのです。
小学校3、4年生くらいまではうまかったのに、その後、体の変化にさらされ伸び悩む可能性があるということは知っておいた方がいいと思いますね。
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- U-17日本高校サッカー選抜メンバー発表!【J-VILLAGE CUP U-18】
- U-18日本代表メンバー発表!【第7回 J-VILLAGE CUP U-18】
- U-17日本代表メンバー発表!【AFC U17アジアカップ サウジアラビア2025】
- 「JFA アディダス U-12 DREAM ROAD」スペイン遠征参加メンバー発表!全少で活躍した選手を中心にチームを構成
- 「東北トレセンU-13」が開催!
- “8人制サッカー”のフォーメーションの特徴を“11人制サッカー”に落とし込めていますか? 【10月・11月特集】
- 試合後や練習後に必ず実践したい! KOBAのジュニア版マッサージ&ストレッチ
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー
- 【ダノンネーションズカップ2017 in JAPAN】大会フォトギャラリー
- 【第38回全日本少年サッカー大会】長野県大会 決勝フォトレポート&結果 「“全員攻撃、全員守備”でフォルツァ松本Aが2年ぶり3度目の制覇!!」