ネガティブなコミュニケーションが子どもをダメにする。”やる気”を引き出す「親子の会話」とは
2017年12月18日
メンタル/教育親がネガティブだと子どももネガティブに
では、親はどこから意識を変えたらいいでしょうか。まずは“プラス思考”です。
私は、あるモバイルサイトの連載でサッカーをしている中高生の悩み相談に答えているのですが、その質問で多いのが、「監督が僕を認めてくれない」「先輩とうまくいかない」「仲間が真剣じゃない」。周囲への不満ばかりです。案外親への不満は出てこない。でも実はこうした場合、親が子どもの足を引っ張っていることが多いんです。家庭教育が原因のことが多いんですよ。
親が監督やチームの悪口を言っている。ネガティブな人は、必ず人の悪口を言います。これ、うつるんです。親がネガティブだと、子どももそうなってしまう。
スポーツだけでなく、人生プラス思考が一番楽しいに決まっています。ネガティブとポジティブなら、ポジティブがいいと誰でもわかっている。けれど実際には「ああ、今日暑い?」と愚痴が出てしまう。そこを、「暑いけど、やせそう?」と言える、そういうちょっとした発想がプラス思考。自分が変えられないことに対してグジグジ言ったって仕方ない。「ウチの監督ダメだな」と言ったって始まらない。監督に任せているわけでしょう。
親にとって一番いい監督は、本音では自分の子どもをレギュラーで使ってくれる監督でしょう。その正直な気持ちは仕方がないですよ。でもそこで、試合に出られないときこそ子どもにとっては学びのとき、とポジティブ思考をすることです。
試合に出られない、それもスポーツのいいところ。スポーツは社会の縮図、フラストレーション、耐性を学ぶ場であると。レギュラーになれない子が出てくるのは当然で、それでどうするかといったら、もう、本人ががんばるしかない。
自分ができないことを考えない。自分がコントロールできないことは考えない。親ができない、無理なことは、時間の無駄だと思って、考えないことです。
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