試合前の食事の悩みを解決!運動前に食べてもOKなものとNGなものは?

2018年06月12日

コラム
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食事の悩みの解決策を名古屋グランパスの栄養アドバイザー森裕子氏が教えます!

Question①
「食べて運動すると横腹が痛くなるから食べない」と言って試合日の朝食やお弁当を食べません。どう工夫したらいいですか?

■Answer
運動前にエネルギー補給をしないと集中力や持久力が低下しますので、食べずに練習や試合に参加することはオススメできません。しかし、運動する直前に食べるとお腹が痛くなることも。 運動する2〜3時間前に食べるようにすること、食べるものは消化のいい炭水化物にすること、運動まであまり時間がない時は量を減らしてよく噛んで食べるようにします。1時間未満しかない時は、固形物を控えてゼリーやスポーツドリンクなどにしましょう。その場合は冷たいものはお腹が痛くなることがあるので冷やしすぎに注意しましょう。

Question②
下痢をよくします。食事で気をつけることはありますか?

■Answer
食べる時に水分をとりすぎると下痢をしやすくなります。食事を流し込むようにお茶や水を飲む子どもは気をつけてください。また早食いも消化不良で下痢の原因になりがち。普段の習慣が試合当日にも出てしまいますから、家での食事もよく噛んで食べるように家族が声をかけてあげましょう。

Question③
大事な試合などは緊張して食事が進みません。本人は食べたくないと言いますが、無理に食べさせないほうがいいですか?

■Answer
エネルギー不足では、持久力も集中力も持ちません。またケガにつながることもありますから空腹状態で試合に出ることはよくありませんね。緊張して食欲がない場合でも「これなら食べられる」というものを見つけて用意しましょう。プロ選手の場合、少し甘いもののほうが食べやすい、という選手もいます。カステラやジャムパン、 食パンにはちみつを塗ったものなどはいかがでしょうか。いずれも小さいサイズにカットして少しずつ食べることがポイントです。

○運動前に食べてもお腹が痛くなりにくいもの
小さいサイズのおにぎり、ロールパンや食パンのような消化の良いパン、カステラ、餅、みたらし団子

×お腹が痛くなりやすい場合は控えたいもの
バナナ、牛乳、ヨーグルト、冷たいスポーツドリ ンク、人工甘味料が入っているもの(スポーツゼリーやスポー ツドリンクに含まれているものがあります)、こんにゃくゼリー


プロフィール
森 裕子

岐阜県多治見市出身、在住。旧姓、間宮。名古屋女子大学家政学部管理 栄養士専攻卒業後、管理栄養士を取得。現在、名古屋グランパスの栄養アドバイザーとして食育講演を中心に活動中。著書・監修本に『名古屋グランパス 勝利の食堂』、『小学生・中学生のためのジュニアサッカー食事バイブル 新装版』、『身長をぐんぐん伸ばすための本』(株式会社カンゼン)の他、『勝てる子どもの げんきごはん』(主婦の友社)などがある。


 

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