GKが「最悪のミス」を犯したとき、仲間や指導者はどんな言葉を掛けてあげればいいのか?
2018年09月07日
未分類GKは一つのミスが命取り。失点に直結するミスを犯すと精神的に落ち込みます。もしかすると、周りの選手から「何してんだよ」と責め立てられることもあるかもしれません。落ち込んだ気持ちを立て直すにはどうすればいいのか?仲間や指導者はどのような声掛けをしてあげるべきなのでしょうか?『ドイツ式GK技術革新 GK大国に学ぶ「技術」と「理論」』より一部転載して紹介します。
文●川原元樹 構成●清水英斗 写真●Getty Images、内野嗣男
『ドイツ式GK技術革新 GK大国に学ぶ「技術」と「理論」』より一部転載
ミスをしたら次のプレーをどんどん考える
GKはゴールに対して大きな責任を負うため、ミスを犯したとき、そのショックは非常に大きなものになります。そんなとき、メンタルをどう立て直せばいいのか?
失点に直結するミスを犯したときは、なぜ失点したのかを考えることが、一つの方法です。ただし、それは試合中にはできません。試合中は絶対に考えないように、切り替える。
難しいことですが、これも練習です。GKのメンタリティーとして、失点したときは、頭の中にイメージが刷り込まれてしまうので、それを引きずらないようにする練習が必要です。
そのために、何をすればいいのか?
次のプレーをどんどん考えることです。今ここにボールがあるから、自分はポジションがここ。もしくは味方にコーチングをする。これらはミスをしたから、急に行うことではなく、いつもやらなければならないことですが、その基礎的なことを、もう一度きちんとやる。特にミスをしたときは、声が出なくなりがちですからね。そういうところから意識して、行動で切り替えるわけです。
そして90分の試合が終わった後、なぜミスをしたのかを考えればいいでしょう。試合中は、そのときやらなければいけないことに集中します。それは良いプレーをしたときも同じで、ネガティブなメンタルだけではなく、良いプレーをした後に失敗してしまうGKもいます。
次に自分は何をしなければいけないのか。ボールがここにあるから、コーチングはこうする。ボールが移動したから、状況認知して、判断して、それをずっと続ける。一定のレベルを保つこと。それが良いGKのメンタルの条件です。失敗でも成功でも、同じメンタリティーを維持すること。何でもそうかもしれませんが、それがいちばん良いのです。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- U-19日本代表メンバー発表!【AFC U20アジアカップ中国2025予選】2024.09.13
- 「2024ナショナルトレセンU-14 中期」参加メンバー発表!2024.09.05
- U-17日本代表メンバー発表!【第26回国際ユースサッカーin新潟】2024.09.04
- U-15日本代表候補、国内トレーニングキャンプ参加メンバー発表!2024.09.02
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- “生意気小僧”原口元気の少年時代。「試合中、僕に怒られて仲間は大変だったと思います」
- 原口元気選手が乗り越えてきた壁。中学時代に訪れた心と身体の変化
- U-19日本代表メンバー発表!【AFC U20アジアカップ中国2025予選】
- 【第17回国際交流サッカー大会U-12前橋市長杯】予選リーグ1日目組み合わせ
- 成長期におとずれる「クラムジー」に対して保護者と指導者は何をすべきか?
- U-15日本代表候補、国内トレーニングキャンプ参加メンバー発表!
- 2019年度「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」参加選手768人を発表!!
- “和食”はサッカー選手にとって最高の食事? 元名古屋グランパス監督・ストイコビッチ氏「もし日本に来ることなく欧州でサッカーを続けていたら…」
- 人生最大の挫折――。本田圭佑がガンバユースに昇格できなかった本当の真相【後編】
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉