子どもは寝ないと育たない? 再認識したい「睡眠」の重要性

2018年10月28日

コラム

Q.成長ホルモンって何ですか?


回答
背を伸ばすために最も重要な働きをするホルモンです。

 成長ホルモンは、背を伸ばすために最も重要な働きをしています。子どもの骨にはきちっと固まっていない軟骨が多く含まれていますが、成長ホルモンは、この成長途中の軟骨の部分に働きかけ、しっかりとした骨に変えていく働きをしているのです。
 
 また成長ホルモンには、代謝を促進し、体の中の細胞をリニューアルする働きもあります。その結果、日々体を新鮮な状態に保つことができるのです。ですから成長ホルモンは大人にとっても、とても大切なホルモンなのです。
 
 この成長ホルモンがまとめて放出されるのは、熟睡している深夜。午後11時から午前2時の時間帯とほぼ決まっています。つまり成長ホルモンを十分に分泌させるためにはこの時間帯に熟睡していることが何よりも重要になります。背を伸ばしたいなら、午後9時には寝て、午後11時に熟睡していること。そうすれば成長ホルモンが勢いよく出ますし、そのピークも2時間ほど続きます。
 
 夜中に熟睡できていないと、放出される量はガクンと減ってしまいます。1年に1度くらならばいいけれど、毎日その状態が続いてしまったら影響は甚大です。身長が伸び悩むだけでなく、細胞のリニューアルも滞ってしまう。そうした生活パターンは、臓器がリニューアルされないため、発がん率も高くなるという報告があります。
 
 夜ふかしによる成長ホルモン分泌不足は、免疫力を落とし、老化を早め、寿命を縮めている行為。背を伸ばすためだけでなく健やかな体のために、早めの就寝を心がけ、しっかり成長ホルモンを分泌させましょう。

睡眠図2

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