「グラウンドが少ない…」地域の苦悩。子どもたちの試合環境を増やすには?
2018年11月22日
コラムナイター(夜)試合のメリットとデメリット
「ナイターリーグ」の最大の利点は「夏休みの夜」に試合をすることにある。真夏の日中に開催される大会とは異なり夜に試合を行うため夏場の熱中症のリスクを下げる。
今年の夏は異常に暑かった。7月には愛知県豊田市の小学校で1年生の男児が熱中症によって死亡する、痛ましい事故が起こっている。また、総務省消防庁のデータによれば、平成30年8月に熱中症によって救急搬送された人数は54,220 人。うち少年(満7歳以上満18歳未満)の割合は7,776人。昨年(3,890人)の倍近い人数である。
サッカーの現場においては、東京都の4種が「夏休み中の活動は禁止」という措置を取り、夏の期間に行われる公式戦を全て中止にした。だが、命の危険に及ぶ40度近い異常気象の中でも数多くのサッカー大会が実施されたのもまた事実だ。これは今年に限ったことではない。子どもたちは、毎年、真夏の炎天下のなか必死に試合を“消化”させられている。
「ナイターリーグ」は平日の18時頃から試合が実施され、20時頃に終了する。「ナイターリーグ」が開催された今年の福井県の気温(7月終盤~8月終盤)を調べてみると、もちろん日によって異なるが、18時~20時の時間帯は25度~30度が多い。その時間帯の試合開催は熱中症のリスクを下げる。さらに山崎代表は「夜の試合は子どもたちのプレーの強度を高める」と語った。
「気温が40度ぐらいある日中のときよりもナイター(夜)のほうがプレーをしやすい環境になります。選手たちのプレーの強度があがってくるので、試合の質も自然と高まります」
熱中症対策に効果的なナイター(夜)試合だが、問題点もある。「ナイターリーグ」のスケジュールは終了するのが20時頃のため、子どもたちの帰宅する時間帯が遅くなる。生活リズムが崩れる可能性は否定できない。
また、地方のクラブはチームを引率できる指導者の人数が少ない。1人、2人でカテゴリー全体(1年生~6年生)を見ている指導者もいる。そのため、ナイターリーグの試合が行われているグラウンドに指導者が出向くと、トレーニングをしている4年生(U-10)以外の指導者陣が手薄になる問題が起こる。
実際、過去何度かそのような事情があり、チームの指導者がナイターリーグのグラウンドに来られない事態があった。だが、「指導者が会場に来ることができないチームには他のチームの指導者が見てあげました」と越前市内のコーチ陣が協力し合うことで問題を解決していた。
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