子どもの“魚嫌い”を克服するための調理法。魚料理に親しむコツは?

2019年09月10日

フィジカル/メディカル

川上えり
   
刺身は栄養豊富。でも、試合前日は避けるべき

 子どもたちの中には、焼き魚や、煮魚を始めとした魚料理を苦手とする子がいる一方で、「お寿司は好き」という子は意外と多いようです。先ほどの水産庁の資料では、家族のなかで最初に「お寿司にしよう」と言うのは、お父さん、お母さんよりも子どもの方が多いという調査結果も紹介されています。

 資料によれば、寿司ネタの中で特に人気なのがマグロやサーモンなどのネタです。これらの魚はお刺身で食べてもおいしいので、家庭の食卓に並ぶ機会があるのではないでしょうか。鮮度の高い魚を生で食べる場合、加熱することで失われる酵素や脂肪分を体の中に取り込むことができるので、普段なら夕ご飯のおかずにもピッタリです。

 でも、生食の場合、体がデリケートになっているときには食後に胃腸の不快感を引き起こすケースもあります。アスリートの多くは、試合の前日など緊張感のあるときには「もしも」のことを踏まえて生ものを避けています。刺身の栄養は魅力的ではありますが、お子さんが大切な試合を翌日に控えている時には生魚は極力避け、加熱したものを選ぶと安心です。

 2週にわたって、魚の栄養素や克服法についてご紹介してきました。

 子どもの頃に食べたものは、大人になってからの食の嗜好に大きく影響を与えます。ですから、子どものうちに魚への苦手意識は克服しておきたいですよね。第三弾からのレシピでは、魚嫌い克服の最初のステップとして今が旬の「タチウオのバター蒸し」を、そして簡単便利なサバの水煮缶を使った「サバの焼きそば」をご紹介する予定です。ぜひお楽しみに。

>>第三弾は来週9月17日(火)に配信予定


<プロフィール>
川上えり(かわかみ・えり)
管理栄養士。FCジュニオール(大分県中津市)の栄養アドバイザー。海外で活躍するプロサッカー選手の食事などをサポートし、チームの遠征・合宿にも帯同。アスリート向けのレシピ制作、子育てママ向けのコラム執筆など幅広く活動している。


   
 

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