【卒業記念サッカー大会第16回MUFGカップ 東京大会】決勝レポート
2023年02月22日
卒業記念サッカー大会 第16回MUFGカップ
(写真●中村僚)
第18回卒業記念サッカー大会MUFGカップの東京大会が、2月18日(土)と19日(日)にかけて行われた。
本大会は「卒業間近の小学6年生を対象に、小学生時代を共に過ごしたチームメイトと最後の思い出となる機会を提供する」という趣旨のもとに開催。大会初日は24チームが8つのグループに分かれてリーグ戦の予選ラウンドを戦い、各グループで1位となった8チームが2日目の決勝トーナメントに進出した。
決勝に勝ち残ったのは、東京都江東区の江東FRIENDLYと、東京都多摩市の鶴牧SC。江東FRIENDLYはチーム全員の基礎技術が高く、安定感のある戦いで勝ち上がってきた。対する鶴牧SCは、最前線、中盤、DFラインと、各ポジションの要にドリブルやポストプレーなどの特徴を持った選手を配置し、それぞれの個性を発揮してのびのびとプレー。準々決勝で4得点、準決勝では9得点という攻撃力も魅力のチームだ。
20分ハーフで行われた試合の序盤、鶴牧SCがボールを支配にペースを握ったかに思われた。しかし江東FRIENDLYも要所で守備を引き締め、ゴール前への侵入を許さない。すると、一瞬の隙をついて江東FRIENDLYが反撃し得点。この試合チーム最初のシュートでゴールを決め、効率よく先制した。その後も鶴牧SCにボールは握らせつつも失点は許さず、江東FRIENDLYが2点リードで折り返す。
(写真●中村僚)
後半に入ってもゲーム展開は変わらず。そして得点パターンも変わらなかった。鶴牧SCがボールを握る時間が多い中で、江東FRIENDLYがまたも一瞬の隙をついて追加点。リードを2点に広げる。
鶴牧SCは反撃を試み個人技を中心に攻め立てるが、シュートまで持ち込む場面は少なく、江東FRIENDLYの守備や、時折見せられるカウンターに苦しんだ。
試合は2点のリードを守った江東FRIENDLYが勝利。大人顔負けの冷静なゲーム運びで鶴牧SCの強力攻撃陣を完封し大会を制した。
試合後の表彰式では、公益財団法人東京都サッカー協会会長の林義規氏も「大人のサッカーを見ているようだった」と称賛。「今日この大会に参加した選手の中から、日本代表としてワールドカップを戦う選手が出ることを信じている」とエールを送った。
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