親は子どものサッカーにどこまで関わるべきか?「サッカーが習い事になると難しい」佐久長聖高校女子サッカー部監督が語る
2026年03月18日
インタビュー育成年代の指導現場では、技術や戦術だけでなく、選手の自立や保護者とのコミュニケーションまで求められる。小学生から大学生、男子・女子と幅広いカテゴリーに触れてきた大島駿は、『サッカーを習い事で終わらせないこと』に見ている。プロを目指すかどうか以前に、選手がどう育ち、親はどこで手を離すべきか──現場感のある言葉で、その輪郭を語ってもらった。
●文:ジュニサカ編集部 ●写真:信州スポーツキングダム提供
「ここまでは備わっていてほしい」
――まず、大島さんの指導歴を教えてください。
「流通経済大学と大学院では学生トレーナー、学生フィジコとして活動していました。その後、2014年にAC長野パルセイロで男女のフィジカルコーチと、U-18のヘッドコーチを兼務しました」
「2015年、2016年は柏レイソルのアライアンスクラブである柏マイティFCでU-11、U-12の監督を務め、並行して大学の外部コーチも経験しています。2017年からは佐久長聖高校女子サッカー部監督をしています」
――かなり幅広い年代を見てきた中で、育成年代の理想の選手像はありますか?
「僕は、四種、三種、二種、一種というカテゴリーごとに『ここまでは備わっていてほしい』という到達点があると思っています」
「小学生なら、止める・蹴る・運ぶといった基本技術をある程度網羅した上で、認知、判断、実行が伴っていること。中学生なら、そこに持久力と連続した攻守の理解が加わってくる。高校年代になると、さらにパワーとスピードを備えた中で、高いインテンシティでも表現できることが求められます」
「つまり理想は、各年代で必要な心技体がある程度そろった状態で次のカテゴリーへ進めることです。逆にそれが足りていないなら、強化ではなく、まだ育成が必要だと考えています」
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