サッカー少年が一日に消費しているカロリーはどのくらい? 子どもに必要な“食事量”とバランスの良い“食事メニュー”を知る
2017年05月16日
コラム子どもの成長に欠かせない食事。年齢が上がるにつれて子どもの”食事量”も増えていくのは必然ですが、食事のバランスには気をつけなければいけません。今回は、「子どもの体づくりにおいて、適切な量の食事をとることは非常に大切」と語る管理栄養士の盛岡良行さんの言葉からサッカー少年の”食事量”について考えていきます。
(文・写真提供●盛岡良行 写真●ジュニサカ編集部)
小学生は大人の約1.5倍の栄養が必要!
1日の食事量で大人と子どもで大きく異なる点は、子どもには「成長に必要な分」の栄養が必要であるという点です。
健康な大人の場合は、基礎代謝と日中の活動分で消費するカロリーと同じ量のカロリーを食事で補給し、体型を維持できればそれで十分です。
しかし子どもは体を成長させないといけないので、それだけでは足りません。食べた分の栄養を日中の活動で全て使ってしまったら、練習の疲れを回復させることもできませんし、成長に必要な分の栄養も足りなくなってしまいます。
子どもだからこそ食事をしっかりとる必要があり、実は体重1kgあたりにつき1日で必要な小学生のカロリーは、大人の約1.5倍も多く必要になります。
したがって一生懸命に練習しているジュニアアスリートの場合には、基礎代謝と日中の活動分に加えて、成長に必要な分の食事をとらなければならないという点に注意しましょう。
食事量の目安には、厚生労働省が設定している「日本人の食事摂取基準」が参考になります。この食事摂取基準では1日に必要な摂取カロリーを年代別に設定しており、子どもの場合では成長に必要な分も加味されています。
下記の表にあります「身体活動レベル」とは、日常生活の平均的な活動の強度を表した指標のことです。
週に1~2日の練習をする子の場合は身体活動レベル2、そしてサッカー選手は運動量が多いため週に3日以上の練習をする子の場合は身体活動レベル3で当てはめてみましょう。
週に1~2日しか練習しない場合でも、普段外でよく遊ぶ子であれば身体活動レベル3と考えてもらっても大丈夫ですよ。
※身体活動レベル1はあまり運動しない子の場合になりますので、ここでの表記には除外しています。
男子
女子
いかがでしょうか。この表を見ても分かるように、男の子は10歳にもなれば1日に2,250kcal つまり成人女性よりも多くのカロリーをとらなければなりません。この時期にしっかりとごはんを食べることが大切であることが分かると思います。
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