練習前にまずは体を確認しよう! 足裏のアーチ、ゆがんでいませんか?【後編】

2013年11月28日

コラム

前編では、体や足裏のゆがみが、サッカーのパフォーマンスや日常生活に大きく影響を及ぼすことがわかっていただけたと思います。続いて後編では、足裏のゆがみを治す対策をご紹介していきます。引き続き三宿整骨院院長の渡邊泉先生にお話を伺いました。

文・写真●清水聰 写真●編集部 イラスト●駒見龍也

※『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.16春号』P54-61より転載

〈前編はこちらから〉
 


 

足裏のゆがみを治す対策その1~2

 ここでは渡邊先生から教えていただいたいくつかの対策例を紹介しよう。

▼対策①《足裏のアーチをテーピングで矯正》

 はじめに足裏にアーチがない(ゆがんでいる)状態を見ておこう。しょう骨というかかとの骨があるが、これが外側を向いている。土踏まずの部分があがってくる所の骨がまっすぐになりアーチが形成できるわけである。

 この対策法を実践すれば、アーチが形成されて足の裏と地面との接地面が変わっているのを実感できるだろう。
テーピングをしながらの練習や、普段から自宅で足裏の強化(足底筋やふくらはぎのストレッチ、筋力トレーニングなど)に取り組むことで足裏のゆがみが改善される。

58-01★
①まず、親指の脇から土踏まずを通ってかかとまでのアーチを作る。

58-02
②端っこがめくりあがらないように親指をテープで巻く。

58-03
③指の根元を一回り覆うようにテープを巻く。

58-04
④足の甲から土踏まずを通るテープを巻く。

57-01
テーピングによる矯正後、本文にある対策①のテーピングによる矯正で内側のアーチができあがった。

57-02 (2)
本当はの箇所がまっすぐでないといけないが、右向きに曲がっている。ここが曲がるとアーチ構造が崩れている証拠だ。

▼対策②《正しい歩き方で速歩》

 30分~40分くらいを目安に速歩する。歩くときはかかとから入って、親指と第二指の間に重心を移動させ地面を蹴っていくように意識すること。この動きがないとバタバタとした歩き方になってしまうわけである。

 これは歩幅を広くとって早足で歩かないとできない。正しい歩き方をすれば靴底はかかとの外側と親指と第二指のあたりが減っていく。これをやるだけでも姿勢改善や、ある程度は運動能力が向上するそうだ。

59-01

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