清水エスパルスがJFAプレミアカップ18年ぶり2度目のV達成!
2016年05月06日
ジュニアサッカーニュース
[写真・文●森田将義]
全国各地の12チームが春の日本一をかけて争う「JFAプレミアカップ2016」が5月3日から5日にかけて、大阪・J-GREEN堺で行われた。
3グループに分かれて行われた1次ラウンドでは、グループCの清水エスパルスジュニアユースの強さが光った。ケガを抱えた選手が複数いた上、U-15日本代表のイタリア遠征に参加したためFW山崎稜介の合流が遅れるなど思うようにメンバーが組めない状況でも2勝1分と結果を残し、首位で決勝ラウンドへ。同じくグループBの鹿島アントラーズも負けなしのまま1次ラウンドを通過した。
各グループの首位と2位の中から最も成績が良かった1チームが進んだ決勝ラウンドでも、両者の勢いは止まらない。清水は準決勝の北海道コンサドーレ札幌U-15に4-0と快勝。続いて行われた鹿島と名古屋グランパスU15の一戦はともに決定的な場面を作れないまま時間が進んだが、後半3分にFW栗俣翔一が均衡を崩すゴールをゲットすると、終盤に受けた名古屋のパワープレーを粘り強い守りで封じ、逃げ切りに成功した。
迎えた決勝戦は最後まで目が離せない熱戦が繰り広げられた。前半9分に右サイドからのクロスを山崎が頭で合わせて、清水が均衡を崩すと、鹿島も後半14分に高い位置でのボール奪取からMF関口颯乃がミドルシュートを決めて試合は振り出しに。延長戦でも互いに譲らず、PK戦も視野に入る中、三度試合が動いたのは延長後半9分だった。清水が右サイドを連携で崩すと、山崎がゴール前でシュート。GKが弾いた所を、FW青島太一が「感覚的にここにボールが入ると思っていた」とすかさず押し込むと、これが決勝点となり、清水が2-1で勝利を手にした。
清水が18年ぶり2度目の栄冠を手にした清水の岩下潤監督は、「非常に熱い中での戦いで、選手は大変だったと思うけど、勝負に拘って頑張ってくれました。最後までサッカーが好きだという気持ちを表現できたと思う」と選手たちの活躍を称えた。
カテゴリ別新着記事
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 静岡学園中が日章学園中相手に4発!全中優勝を果たす【第56回全国中学校サッカー大会】
- 静岡学園が神村学園との激闘を制す!日章学園は駒場東邦に快勝し決勝の舞台へ【第56回全国中学校サッカー大会】
- U-15日本代表メンバー発表!Jリーグクラブ育成組織所属選手を中心にチームは構成【The Gary Speed Tournament】
- 全勝通過は東京ヴェルディ、柏レイソル、バディーSC の3チーム!大混戦の予選リーグを勝ち抜いたのは?【U-12 JSWC2025】
- FCバルセロナがFC大泉学園に3発快勝。バーモントカップ王者malva fcは接戦を制し決勝進出【U-12 JSWC2025】
- 駒場東邦と日章学園が1点差の試合を制し準決勝進出!静岡学園、神村学園も快勝【第56回全国中学校サッカー大会】
- クラブとともに戦い、走り続ける背番号13――。FC岐阜の永久欠番
- 全試合日程・組み合わせ・会場一覧【第56回全国中学校サッカー大会】
- FC大泉学園が3連勝スタート!FCバルセロナ、千葉県トレセンなども2連勝で好発進【U-12 JSWC2025】
- トリアネーロ町田、マルバ千葉、TSAフットサルスクール、リオンJr.が準決勝進出!【JFAバーモントカップ 第35回全日本U-12フットサル選手権大会】