GKは特殊なポジションだが…。「GKも11人の中の1人だってことは忘れないでほしい」【サッカービギナーコーチ講座】
2017年06月22日
サッカー練習メニューサッカーは足でボールを蹴るスポーツ。その中で唯一ボールを手で扱うことができるゴールキーパーは特殊なポジションです。ただ、特殊だからといってフィールドプレイヤーとゴールキーパーを切り離しすぎてしまうとサッカーの本質から遠ざかってしまうこともしれません。今回は、イングランドFAでGKプロジェクトを担当したことがあるマーチン・トーマス氏の言葉からゴールキーパーとフィールド選手が一緒に練習を行う必要性があるのか指導のヒントを探って行きたいと思います。
監修●平野淳(ファンルーツ) 再構成●ジュニサカ編集部 写真●古賀庸介
『ジュニアサッカーバイブル5 小・中学生のサッカーチームをつくろう!基礎からわかる!コーチ養成講座』より一部転載

以前イングランドサッカー協会でGKプロジェクトを担当し、ユース代表のコーチも務めている、マーチン・トーマス氏をインストラクターとして迎えた研修会で通訳を行いました。世界のトップレベルで指導する彼の人間性や指導に関する考え方に、非常に刺激を受けました。
ゴールキーパーのトレーニングに関しては、専属のコーチをつけることはなかなか難しいので、頭を悩ませることでしょう。指導のヒントとして、彼の言葉を紹介します。
「ゴールキーパーは特殊なポジションだと思う。でも、11人の中の1人だってことは忘れないでほしい。試合だけでなく、練習でもゴールキーパーとフィールド選手が一緒に練習をしなくてはならない。もちろん、テクニックも不可欠なもの。でも、それ以上にチームをいかにコントロールするかという面が大きい。リーダーシップこそがゴールキーパーに必要な能力だと思う」
彼と会話をしているうちに、日本のトレーニングはどうだろうかと疑問を感じました。1日のトレーニングでゴールキーパーが一度も合流しないケースがけっこうあるからです。みなさんのトレーニングはいかがでしょうか。10人プラス1人という状況になっていないでしょうか。
また、ゴールキーパーがいないトレーニングが多いということは、ゴール機会がトレーニング中に少なくなっている証しかもしれません。サッカーは相手よりも多くゴールを奪うスポーツです。その目的を外さないようにして、ゴールキーパーがチームの中で、一緒にトレーニングできる環境を考えていきましょう。
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