2年連続の3冠を目指す清水が快勝でベスト4進出!! 柏、鳥栖、浦和も準決勝へ駒を進める
2017年08月21日
ジュニアサッカーニュース清水、柏、鳥栖、浦和がベスト4へ
北海道帯広市などで開催されている『第32回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会』は、21日に準々決勝の4試合が行われた。
昨年度の3冠王者で今季のプレミアカップ覇者の清水エスパルスジュニアユースは、帯広の森球技場ピッチBの第2試合で横浜FCジュニアユースと対峙。U-15日本代表歴を持つMF成岡輝瑠選手(3年)が大会序盤の怪我でベンチスタートとなるなか、序盤から攻勢を仕掛けたいところだったが、立ち上がりからリズムを掴めない。
最終ラインから丁寧にボールをつなぐところまでは良かったが、「今大会初めてのピッチで思うようにいかなかった」と、主将でU-15日本代表のMF青島健大選手(3年)が言うように初見のグラウンドに戸惑う場面が多く見られ、最後のところでパスが合わず、ボールを失うとそこから相手にカウンターを仕掛けられた。
それでも、「DFラインが集中していた」(横山貴之監督)という守備陣が奮戦。U-15日本代表経験を持つDF田島詳基選手(3年)を中心に横浜FCの攻撃を跳ね返して、付け入る隙を与えない。
スコアレスのまま迎えた後半。成岡選手と昨年のU-13ナショナルトレセンに名を連ねたMF鈴木奎吾選手(2年)を後半頭から同時投入すると、試合の潮目が変わり始める。本来はボランチを担う成岡選手をFWに配置したことで、ボールが前線で収まるようになって攻撃が活性化。
2列目の選手が次々に飛び出していき、PA内に入っていく回数が大幅に増えた。すると、後半6分。青島選手(3年)から、左サイドでパスを受けた大塚亮介選手(3年)がゴール前に折り返す。これに鈴木選手が頭で合わせて待望の先制点。
一気に流れを掴むと、直後の9分には鈴木選手の右クロスから青島選手がヘディングでネットを揺らしてリードを広げた。20分にも花田耀祐選手が巧みな反転から豪快に左足でネットを揺らし、終わってみれば3−0の快勝。ジュニアユース年代“2年連続の3冠”を目指す清水が危なげなく、準決勝へと駒を進めた。
他ではサガン鳥栖U-15、浦和ジュニアユース、柏レイソルU-15が勝利。1日の休養日を挟んで23日に行われる準決勝は鳥栖と浦和、柏と清水の組み合わせとなった。試合はいずれも帯広の森球技場AとBで行われ、11時キックオフとなっている。
(文・写真●松尾祐希)
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