パルメイラスが「COPA BELLMARE」3連覇達成! 湘南ベルマーレをPK戦の末に破る/決勝レポート

2018年06月25日

COPA PUMA TOREROS 2018 Primavera
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パルメイラスが3連覇達成!

取材・文●中澤捺生 写真●佐藤博之

6月23日(土)、24日(日)、馬入ふれあい公園サッカー場(神奈川県平塚市)にて「2018 COPA BELLMARE U-11 PILOT INTERNATIONAL TOURNAMENT」が開催され、決勝戦でパルメイラスが湘南ベルマーレ強化特待(以下、湘南ベルマーレ)をPK戦(1-1)の末に下し、3連覇を達成した。

 同大会にはパルメイラス(ブラジル)、アトレティコ・マドリー(スペイン)、ジングォン ジュニア FC(韓国)の海外クラブを含む24チームが参加した。その中で決勝戦に進出したのはパルメイラスと湘南ベルマーレだった。

 15:50分から行われた決勝戦は大観衆が見守る中行われた。「前半は湘南らしいサッカーができた」と子どもたちが話すようにチーム全体がアグレッシブな守備を徹底。厳しい寄せでボールを奪うと素早く前線につなげてゴールに襲い掛かった。前半4分に湘南ベルマーレの8番・柿谷壮一朗くんがゴール決めて先制点を挙げると、危なげない戦いぶりで前半を折り返す。

 後半、立ち上がりも湘南ベルマーレペースだったが「たくさんチャンスがあったけど、決めるところできめきれなかったので、相手のムードになっていきました」と7番・原佑斗くんが話すように徐々にパルメイラスが攻撃の圧力を強めると、湘南ベルマーレは押し込まれる時間帯が続いた。

 すると、終了間際、ペナルティーエリア内から9番・ルーカスくん(LUCAS BRIT ASTOLFI)が少し浮いたボールをアウトサイドで豪快に蹴り込み同点に追いつく。勢いそのままに、パルメイラスは延長戦でも惜しい場面を作るも、得点を奪うことはできず、勝敗はPK戦に委ねられることとなった。PK戦では、パルメイラスが全員成功したのに対し、湘南ベルマーレは1人目の選手が枠を捉えることができず失敗。ブラジルの強豪パルメイラスが大会3連覇を飾った。

 湘南ベルマーレの平塚次郎監督は勝敗を分けた原因が”メンタルの差”にあると感じていた。「日本人は1失点すると、メンタル的な面が落ちてきます。逆にパルメイラスは1失点しても、『まだ追い付ける』『追い越してやる』『逆転してやる』とモチベーションが日本の選手とは全然違いました。終了間際に追いつく力とか、執念、気持ち、一体感とかは、凄いです」。

 パルメイラスのロドリゴ・ジョルダン監督は「文化の違いもありますが、ブラジルの選手は、生きるため、生活のためにサッカーをすることが前提にあるので、育成年代でも常に勝利にこだわります。勝ち上がらないと何も成し遂げれません。特にパルメイラスというクラブはそういったことが義務づけられています」とブラジル人の”負けん気”が強い理由を語る。さらに続けて「日本人も勝負に勝つ喜びを感じる習慣がつけば、日本サッカー界全体のレベルも上がっていくと思います」と日本が一歩上のレベルに行くためのヒントを教えてくれた。

<関連リンク>
2018 COPA BELLMARE

 

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