コラム

足を骨折。プレーできない期間にできることは?

2012年05月08日

池上正さんが子どもに対する悩みや、保護者・コーチの子どもを取り巻く大人に関する疑問や悩みに答えるこのコーナー。今回のお悩みは「足を骨折。プレーできない期間にできることは?」です。

◎自宅(ピッチ外での子育ての悩み)

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(質問者:小学4年生の保護者)

小4の息子が先日、足を骨折しました。現在はサッカーができない状況でクラブの練習もお休みしています。できるようになるのには、まだ1ヶ月くらいかかりそうですが、サッカーができないときにやれることは何か教えていただきたいです。

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子どもに筋トレなど必要なし
よいゲームをたくさん録画してみせよう

 まず、リハビリ期間の子どもには、体を使ったトレーニングは何もないということをお伝えします。無理をして片足だけで何かやろうとして、他の箇所を痛めたり、骨折部分に負荷を与えることになりがちです。とにかく元通りになるまで、おとなしくしていることです。

 小学生の間は筋力トレーニングなど必要ありません。大人は筋肉の衰えが速いので、元通りに回復させるには休んだ時間の倍かかるといわれますが、子どもはこちらの想像以上にリカバリーは速いもの。ですから、「早く治さないと!」と子どもを追い込むこともやめましょう。一番焦っているのは本人自身です。

 そして、こんなときこそ、たくさん試合を観ましょう。慌てずに、よいプレー、よいゲームをたくさん観ることをお勧めします。よいイメージトレーニングになりますし、サッカーそのものの認知を高めるためにも有効です。必ずあとで役に立ちます。

 勧めたいのは欧州チームのゲームです。親御さんが協力したいのであれば、せっせと録画してあげるとよいですね。ひとりで観てもいいのですが、親御さんも一緒に観て、いろいろな話ができるといいですね。

 加えて、サッカーをテーマにした読みものや本や漫画などを読んでもいいでしょう。知識を詰め込むと言うよりも、そこで感動したり、興味を覚えて自分で調べてみたりと学びを広げられることが理想です。

プロフィール

池上 正(いけがみ・ただし)

1956年大阪生まれ。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼年代や小学生を指導。02年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。同クラブ下部組織の育成コーチを務める。03年より小学校などを巡回指導する『サッカーおとどけ隊』を開始、千葉市・市原市を中心に190カ所におよぶ保育所、幼稚園、小学校、地域クラブなどで延べ40万人の子どもたちを指導した。2010年1月にジェフを退団。同年春より「NPO法人I.K.O市原アカデミー」を設立。理事長としてスクールの運営や指導、講習会、講演をこなすかたわら、大学や専門学校等で講師を務めている。2011年より京都サンガF.C.アドバイザー、12年2月より京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターに就任。08年1月に上梓した初めての著書『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(08年・小学館)は、11年12月現在で7万部に迫るベストセラー。11年9月には指導現場で、その実践例を大公開した『サッカーで子どもの力をひきだす オトナのおきて10【DVD付き】』が発売。U-12の育成に携わる指導者や保護者には必見のDVD付き書籍となっている。

近刊情報

『サッカーで子どもの力をひきだす オトナのおきて10【DVD付き】』

指導者や保護者から多くの支持を得ている『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』の著者・池上正氏が普段からよく使う象徴的な言葉(フレーズ)を取りあげながら、どのように子どもと接すればいいのか、言葉をかければいいのか、子どもとの距離のとり方……子育てやサッカー指導に悩む方々の具体的な解決策として、 “オトナが守るべき10のおきて”を伝授します。

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