コラム

寝ぼけ眼の朝練、効果ある?

2012年10月02日

池上正さんが子どもに対する悩みや、保護者・コーチの子どもを取り巻く大人に関する疑問や悩みに答えるこのコーナー。今回のお悩みは朝練習についてのお話です。

◎自宅(ピッチ外での子育ての悩み)

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(質問者:小学2年生の保護者)

 小学2年生の保護者です。朝練についてご質問させてください。親子ともにサッカーが大好きで、毎日夕方一緒にボールを蹴っていました。しかし最近日が落ちるのが早くなったため、夕方練習から朝の練習へと切り替えました。この年代において寝ぼけた状態で朝練は効果があるものなのでしょうか?

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早起き自体はとてもよいこと
成果をあげようと躍起にならないで

 ほほえましいですね。子どもの発達や日々の生活において、早起きはとても良いことです。早く起きて運動をする。お腹がすくので、朝ごはんをモリモリ食べる。すると学校でもいきいき活動できる。たくさん動くので疲れて夜は早く寝る。睡眠時間を確保できるので、早起きできる。そのように、とてもよい循環で過ごせるわけです。

 ですので、ここはあまりサッカーにとらわれないほうがよいかと思います。要するに、サッカーで成果を上げようと躍起にならないほうがよいでしょう。効果があるからやる、という考え方ではなく、お子さんの成長や発達によいことだととらえてください。もっといえば、それだけサッカーが大好きなわけですから、お子さんがやりたいという間はぜひ付き合ってあげてください。
 「寝ぼけた状態」とありますが、身体を少しずつ動かしていれば目も覚めてきます。朝から「特訓だ!」と厳しい空気でやるのではなく、「ちょっと一緒にボール蹴ってから学校に行こうか」というような感じで続けられたらいいですね。

プロフィール

池上 正(いけがみ・ただし)

1956年大阪生まれ。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼年代や小学生を指導。02年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。同クラブ下部組織の育成コーチを務める。03年より小学校などを巡回指導する『サッカーおとどけ隊』を開始、千葉市・市原市を中心に190カ所におよぶ保育所、幼稚園、小学校、地域クラブなどで延べ40万人の子どもたちを指導した。2010年1月にジェフを退団。同年春より「NPO法人I.K.O市原アカデミー」を設立。理事長としてスクールの運営や指導、講習会、講演をこなすかたわら、大学や専門学校等で講師を務めている。2011年より京都サンガF.C.アドバイザー、12年2月より京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターに就任。08年1月に上梓した初めての著書『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(08年・小学館)は、11年12月現在で7万部に迫るベストセラー。11年9月には指導現場で、その実践例を大公開した『サッカーで子どもの力をひきだす オトナのおきて10【DVD付き】』が発売。U-12の育成に携わる指導者や保護者には必見のDVD付き書籍となっている。

近刊情報

『サッカーで子どもの力をひきだす オトナのおきて10【DVD付き】』

指導者や保護者から多くの支持を得ている『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』の著者・池上正氏が普段からよく使う象徴的な言葉(フレーズ)を取りあげながら、どのように子どもと接すればいいのか、言葉をかければいいのか、子どもとの距離のとり方……子育てやサッカー指導に悩む方々の具体的な解決策として、 “オトナが守るべき10のおきて”を伝授します。

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