知って得する疲れたときの食Q&A

2012年10月12日

コラム

Q1.厳しい練習の後でも食事がとれるのは胃腸が強い証拠ですか?
胃腸が強い・弱いには個人差がありますので、子ども自身が胃腸の強い方なのか弱い方なのか知っておくことは大切です。よく下痢をしたり、お腹が痛くなる子は弱いかもしれませんね。この場合は、食事中に水分(お茶や牛乳など)をとり過ぎない、食べるときはよく噛んで食べるという習慣を身につけさせましょう。また、揚げ物や辛いものは疲れているときに食べると胃がもたれたり、下痢を引き起こすことがあります。早食いは栄養素が効果的に吸収できなくなり、疲労蓄積の原因になりますので良く噛んで食べることはどの選手にも必要な習慣です。

Q2.子どもが疲れて甘いものを欲したときは、どんなものを選んだらいいですか?
疲れたときに甘いものが欲しくなるのは、身体がエネルギーを欲しがっている、ということです。しかし、ここでエネルギーだけをとっても本当の疲労回復にはなりません。エネルギーが消耗するときはビタミンやミネラルも同時に失われているので、これらも一緒にとる必要があります。おすすめは、果物や100%の果汁ジュース。エネルギーの消耗が激しいときは、パンやおにぎりをプラスしましょう。また、牛乳やヨーグルトもミネラル補給になります。チョコレート、菓子パンなどお砂糖がたくさん入っているものだけをとると、ビタミンがさらに不足して疲労回復どころか、ますます身体が疲れることもあるので、食べるものと食べる量に気をつけましょう。

Q3.市販の栄養ドリンクは子どもにも効果があるんですか?
栄養ドリンクの多くにはカフェインが入っていますので、夜寝る前に飲むことで寝つきが悪くなることもあります。それに子どもが飲むと胃がムカムカしたり、気持ち悪くなったりすることがあるようです。また、利尿作用もあるので、試合前に飲んで試合中にトイレに行きたくなった、という話を聞いたこともあります。サッカーキッズの場合は、汗をかいたらスポーツドリンクや牛乳、エネルギーを消耗したのなら100%の果汁ジュースを飲むようにしましょう。

Q4.明日試合なのに息子に食欲がありません。何を食べさせたらいいですか?
消化が良く、栄養もとれる料理がいいですね。消化が悪い揚げ物や洋食、生ものは控えましょう。具だくさんのうどんや雑炊、鍋料理、肉も野菜も入っている丼もの(親子丼・3色丼・ビビンバ・中華飯)もおすすめです。食事の量が少ない場合は、デザートにバナナやお餅を使ったものでエネルギーを補給してもいいでしょう。

Q5.消化を良くする食材はありますか?
長芋やオクラ、納豆などのネバネバ食材には消化を助ける働きがあります。とろろご飯、納豆パスタ、オクラのおひたしなど、一品ネバネバ食材を添えましょう。また、肉や魚の消化を助ける食材に大根おろしがあります。おろしハンバーグや魚に大根おろしを添えるなどもおすすめです。ちょっとしたことですが、これらの食材を加えることで疲れ知らずの身体を目指しましょう!

Q6.とにかく疲れを取りたいときにおすすめ食材はありますか?
疲労回復3大食材を紹介します。ひとつ目は豚肉。特に運動量が多いときにおすすめ。豚しゃぶ、しょうが焼き、餃子など子どもが好きな料理が多いのも嬉しいですね。ふたつ目はうなぎ。毎日食卓に並ぶ食材ではありませんが、疲れたときに必要な栄養素がギュッと詰まった食材で、合宿後や連戦のときの疲労回復にぴったりです。3つ目がレバー。特に夏場で鉄分の補給が必要なときにおすすめです。レバニラ炒め、レバーの生姜煮などはいかがでしょう。この3つの食材はグランパスでも長期合宿や夏場の食事によく提供する食材です。一番人気は豚肉のしょうが焼きですね。

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