コラム

まみや食堂「カルシウムの働きは何でしょう?」

2013年04月12日

 カルシウムの大きな働きのひとつは、ご存知のとおり、骨や歯を形成することです。人間の体の中にあるカルシウムのうち99%は骨や歯にあり、不足すると虫歯や歯質の低下、あごの骨の発育不良につながります。

 また、選手にとって歯の健康は体のバランス、集中力などにも影響を及ぼすので、一流のスポーツ選手は歯並びが良く、丈夫な歯を持つ人が多いようです。さらに接触が多いポジションでは、骨折しにくい丈夫な骨を作っておくことも大事。万が一骨折しても、丈夫な骨の場合は完治が早くなる場合もあるようです。

 さて、カルシウムの99%は骨や歯の中にありますが、残りの1%は筋肉などの組織や、血液をはじめとした体液の中などで働いています。
 カルシウムは、筋肉が収縮する際に必要な栄養素のひとつでもあります。なので、汗をたくさんかく選手は発汗によってもカルシウムが失われますからしっかり補給しないと、筋肉の収縮がスムーズに行われず、足をつったり、筋肉に負担をかけることになり、ケガの原因にもなります。

 また、「カルシウムが足りないとイライラする」と言われますが、カルシウムには神経の興奮を鎮め、精神を安定させる働きもあるのです。カルシウム不足の子どもの場合、怒りっぽくなったり、神経過敏になることもあるようです。栄養が不足することで、精神の状態にまで影響することも覚えておきましょう。

プロフィール

間宮 裕子(まみや・ゆうこ)

岐阜県多治見市出身、在住。本名、森裕子。 名古屋女子大学家政学部管理栄養士専攻卒。97年から02年まで名古屋グランパスに在籍。専門学校トライデントにて講師としても活躍。07年1月より再び名古屋グランパスで栄養アドバイザーとして所属している。 現在は自宅でスポーツ栄養勉強会や料理教室を開催する他、食育講演などの地域貢献活動にも積極的に取り組んでいる。著書に『小学生・中学生のためのジュニアサッカー食事バイブル』『小・中学生のためのジュニアサッカー お弁当バイブル』(ともにカンゼン刊)がある。公式ホームページはこちらhttp://syoku-de-smile.com/

近刊情報

『プロクラブを支える“食”ストーリー 名古屋グランパス 勝利の食堂』

Jリーグに栄養士がいなかった時代から、初の専属栄養士として名古屋グランパスを「食」で支えてきた間宮裕子氏が、サッカーファンや、食事にこだわる人たちの声に応える。ダイエット、貧血対策、ケガ予防、強い体づくりの秘訣が満載。スポーツを楽しんでいる人々、子を持つ親、スポーツ指導者、栄養士を目指している人に贈るグランパス流「勝ち食」ストーリー。

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