J2優勝の原動力、ガンバ大阪・宇佐美貴史選手のドリブルテクニックに迫る! その技術の秘密とは!?【前編】

2013年11月27日

インタビュー

小学生年代から期待の星として注目を浴び、各世代の日本代表にも選ばれてきた宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)。今年6月にドイツ・ホッフェンハイムから古巣のガンバ大阪に復帰すると、18試合19得点とゴールを量産。チームのJ2優勝、J1昇格に大きく貢献した。宇佐美選手の特長といえば、相手選手を翻弄するドリブルテクニック。そのフェイントはどうやって習得してきたのか、かつて本人が語ったドリブルへのこだわりを紹介する。

文●永田淳 写真●フットボールチャンネル

※『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.21夏号』P24-29より転載


相手の体重移動を見逃すな!


【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

――ドリブルは宇佐美選手の大きな武器だと思います。宇佐美選手にとって、1対1はサッカーの中でどういうものだと考えていますか?

 どんな戦術のサッカーをしていたとしても、1対1のところで勝てた方が有利になることは間違いありません。

 勝てた方がというより、そこで勝てないと、最終的にゴールにつながることは少ないんじゃないかと思います。最後のアタッキングゾーンに入ったところで個の強い選手がいれば、そこで1人で決めることができます。突破できる選手がいれば、それが崩しになります。どういうサッカーをやるにしても、あるに越したことはない力だと思います。

――ドリブルはサッカーを始めた頃から得意だったのでしょうか?

 いや、そうでもなかったですね。ただ楽しかったからボールを蹴っていたという感じで。ドリブルを意識しだしたのは、小4とか小5のときですね。

――ドリブルを意識しはじめた頃、フェイントはいくつかの「パターン」を教えてもらってましたか?

 そうですね。カラーコーンを置いて、カラーコーンの前で切り返しをしたり、シザースをするというような練習をしていました。個人技を大切にするチームだったので、そういうメニューは多かったですね。そういう中でフェイントが好きになっていきました。やっていくうちに幅も広がるし、楽しかったですね。

――得意技はありましたか?

 シザースは昔から得意ですね。それで抜いていくというのは小さい頃からずっとやってきました。

――相手との駆け引きで意識していることはどんなことですか?

 相手との間合いと相手の体重移動を見ること。フェイントを混ぜながらそこを見ています。

――それを身につけるには、ひたすら練習して体で覚えることが大事なのでしょうか?

(練習の)回数、時間は相当やりましたね。シザースの形とか、ボールタッチの柔らかさとかがあるのも、そういう練習の成果だと思いますね。

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