相手を置き去りにするドリブルの「コース取り」。小柄なドリブラーが見せるDFの”背後”を突くテクニック
2018年02月08日
サッカーエンタメ最前線ドリブルはテクニックを磨くだけで上達するわけではありません。抜いた後の「コース取り」を少し意識するだけで、ボールを奪われないドリブルをすることができます。今回は、アーセナルからマンチェスターユナイテッドへと移籍したアレクシス・サンチェス(チリ代表)のプレーを例に、ディフェンダーの追撃を阻止するドリブルテクニックを学んでいきます。
文●中澤捺生/ジュニサカ編集部 写真●Getty Images
ディフェンダーの”背後”を突く
ドリブルで相手をかわした後、ディフェンダーに追いつかれてボールを奪われたり、体を寄せられて、コントロールミスをした経験はありませんか?
なぜ、かわしたディフェンダーに追いつかれて、ボールを奪われるのでしょうか。ボールをコントロールする技術が足りない、ドリブルスピードが遅い、などの原因が考えられますが、今回はドリブルの「コース取り」について考えてみましょう。
あることを意識すれば、ドリブルで抜いた後、ディフェンダーの追撃を阻止することができます。それはディフェンダーの”背後”をとることです。
今冬、ヘンリク・ムヒタリアン(アルメニア代表)とのトレードでアーセナルからマンチェスターユナイテッドへと移籍したアレクシス・サンチェス(チリ代表)は、ドリブルで抜いた後、”背後”を取ることが上手い選手です。
例えば、3分40秒~のシーン(ウェストハム戦)で、サンチェスが決めたゴールを見ても分かりますが、ドリブルを仕掛け、スピードに乗り、相手を1人をかわしにかかると、ディフェンダーの”背後”にドリブルし、ディフェンダーの追撃を阻止しました。
4分14秒~(ウェストハム戦)のシーンでも裏に抜けだしたサンチェスがディフェンダーの”背後”にドリブルをしたことで、対応したウィンストン・リード(ニュージーランド代表)は体を寄せることができず、シュートをうたれてしまいました。
このように、ドリブルで”背後”を取られるとディフェンダーは、体を横から寄せることができないので、ボールを奪うことができません。無理に取りに行こうとしても、後ろから押し倒す形となり、ファールになってしまいます。
また、ディフェンダーの”背後”を突いた後、サンチェスは手や体でブロックしてドリブルしています。そうすることで、ボールをキープすることができ、味方が上がる時間を作ったり、シュートにまで持っていくことができます。
ドリブルはテクニックを磨くことも必要ですが、ディフェンダーを抜いた後、どのようなドリブルの「コース取り」をするのかを意識をすることも大切です。その一つの例として、今回はサンチェスの”背後”を突くドリブルを紹介しました。マンチェスターユナイテッドの試合などを参考にしてこのテクニックを身につけてみてはいかがでしょうか。
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカ公式Youtubeチャンネルはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 【AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024】U-17日本女子代表メンバー発表!2024.04.15
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!2024.04.11
- 「東北トレセンU-13」が開催!2024.04.10
- 【AFC U23アジアカップ カタール2024】U-23日本代表メンバー発表!2024.04.08
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.22
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.22
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.22
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.22
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.22
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- 自分よりも大きくて速い選手も1対1で抑える。内田篤人から学びたい守備時の姿勢【フィジカルのプレーモデル】
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- 「2023ナショナルトレセンU-13 関東」参加メンバー発表!
- 4ゴールのゲームは守備の練習にはならない!? 課題となるタスクから逆算し正しく制約を課す【スモールサイドゲーム】
- 「俺、プロだったけど下手になってる」松井大輔が痛感。横浜FCスクール初指導に密着、子どもたちへの指導の狙いとは
- 「もも上げクランチ」でキック力を鍛える!/【サッカー専用】小学生のための体幹トレ
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 三笘薫のドリブル・カットインの秘訣に迫る。1対1で相手を抜き去るための“沈む動き”とは【フィジカルのプレーモデル】
- ジュニア年代にも大切なトップ選手の共通点は?“自重コントロール”の重要性【フィジカルのプレーモデル】