コラム

実戦に近い練習メニューを組み立てるうえで抑えておきたいポイントとは?【サッカービギナーコーチ養成講座】

2017年06月01日

指導者として常に実戦を考えながらトレーニングをすることは大事なことです。トレーニングに工夫を凝らすのはいいですが、コーチの独りよがりだけではなく子どもの考えにも耳を傾けてていかないといけません。今回はトレーニングのプランの考え方を学んでいきます。

監修●平野淳(ファンルーツ) 再構成、写真●ジュニサカ編集部

『ジュニアサッカーバイブル5 小・中学生のサッカーチームをつくろう!基礎からわかる!コーチ養成講座』より一部転載


テーマを設定して計画を立てよう


練習メニューイメージ

 自チーム分析で、「何が足りないのか?」「何を改善しなくてはならないのか?」などをコーチの視点で分析して、チームとしてやるべきことをまとめます。そこからテーマ(課題)を設定していき、トレーニング作りを行います。

 例えば、1つのミスに着目し、その課題を改善したいとします。ですが、その部分だけを取り出したトレーニングを行ったとしても、改善されにくいのです。サッカーはランニングタイムで進行していくスポーツですので、その前後のプレーも同時に考えて、トレーニングを行いたいものです。1対1で突破されることが多いから、 1対1だけを繰り返し行えばいいというものではありません。1対1になるためのロン グパスからスタートさせる、さらにディフェンスラインでボールを失った状況から スタートさせる、といったことを織り交ぜてみましょう。その前のプレーから導入していけば、リアリティが生まれてきます。  

 このように“点”で見るのではなく、“線”で見ていくことで、より効果的なトレー ニングになっていくでしょう。


指導者の適正人数はどのくらい?


 適正人数に関しては、対象カテゴリーやピッチサイズなどによって異なってきます。その前提になるものは、常に選手一人ひとりに目を配れるかということです。そのようなことを考えると、1人の指導者に対して選手は多くても18~20人が最大となるでしょう。下のカテゴリーになると、より一人ひとりに目を配る必要が出てくるので、コーチ1人あたりの選手数は必然的に減ってきます。小学校低学年であれば、コーチ1人あたり最大でも16人程度でしょう。  
 
 もちろん、各クラブにもさまざまな事情があります。私がこれまで訪れたクラブでも、「指導者の数が足りない」「グラウンドを使える時間に制限がある」「人数に対してグラウンドが狭い」など、理想通りではない状況のチームがほとんどでした。 しかし、理想通りにならないからと投げやりになるのではなく、解決策を探らなくてはなりません。そういったとき、チームを卒業した中・高校生や大学生にアシスタントをしてもらうのも1つの方法でしょう。また、保護者から有志を募っていく方法もありえます。  

 このような状況は日本だけではありません。欧米においても街クラブの置かれている事情は厳しいものがあります。指導者不足のためにOBや保護者がアシスタントコーチとしてチームをサポートしてくれるというケースは少なくありません。理想像を常に念頭に置き、それに少しでも近づけるようにクラブ事情に応じたアイデアを出していくことが必要です。

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