チーム動画紹介第11回「駒沢小学校サッカークラブ」

2007年05月07日

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 今回お邪魔したのは東京都世田谷区駒沢小サッカークラブ。コーチの原田宏之さんにお話を伺いました。

コーチの原田宏之さんにお話を伺いました。

「駒沢小学校サッカークラブ」ってどんなクラブ?

 駒沢小学校サッカークラブは駒沢・弦巻地区を中心に、小学校3年生~6年生の約40人で活動しているクラブです。土・日曜を練習日として、心身共に健やかな成長と自立を促すことを目的に、10人のボランティアコーチを中心に運営、活動しています。

最近の悩み
 クラブの名前の通り、駒沢小学校のグラウンドで練習をしていましたが、学校の改築工事が始まり、活動場所がなくなってしまいました。今は、駒沢中学校、弦巻中学校、弦巻小学校のグラウンドなどをお借りしながら活動していますが、以前に比べ、保護者の方々にグランド確保のため奔走していただく負担が増えてしまいました。また指導者や審判員、看護当番など、人的な面でも協力していただいています。
しかし、この改築工事は子ども達に、グラウンドを借りる前よりきれいにして返す習慣を教えるのに良いチャンスだと前向きに考えています。また、グラウンドをお借りしている弦巻小学校の子どもたちにもクラブ受け入れを始めてみたところ、クラブ員が急増。今では駒沢小と弦巻小の子どもが半分ずつを占めるまでになりました。単学年で1チーム編成できたり、違う学校の友達ができたりするなど、子どもたちにとっては好影響が出ていて、もはや悩みとは言えないのかもしれません。

チーム作りで大切なことは
 子どもたちの「休みの日に仲間といっしょにサッカーがやりたい」という思いを叶えるために、その環境(活動場所、コーチ、審判等)を大人が協力して用意しています。そのため、「クラブの子どもは皆我が子」「チームは家族」といった共通認識がまず大切だと考えています。指導面では、子どもたちに「サッカーが大好き」と感じてもらうことを最優先に考えています。精神面では「仲間を大切にする」ということに重点を置いています。例えば試合後、「○○君のミスで負けた!」なんて発言は許されることではありません。結果だけを追求すると大切な仲間との関係まで失うことを伝えなければなりません。仲間がいるからサッカーができるのです。それを伝えるのもコーチの役割だと考えています。
 挨拶をきちんとする大切さも教えています。コーチだけでなく、グラウンドを予約してくれた保護者の方々、時間通りにグラウンドを空けてくれた中学校野球部のお兄さんたち、学校主事の方々がいなければ練習ができないわけですから、感謝の気持ちを持って挨拶をすることが大切だと教えています。技術面では、止める、蹴るといった基本を中心に、明るく楽しく練習しています。

編集部コメント

 練習の直前からお邪魔しました。集合場所に集まると子どもたちは「こんにちは」とコーチたちと握手、コーチたちも「こんにちは」と子どもたちの手をぎゅっと握り返します。それが駒沢小学校サッカークラブの挨拶です。コーチの原田さんは明るく朗らかな性格の持ち主です。その人柄が他のコーチや子どもたちにも伝わり、皆楽しそうに笑顔で練習していました。また、リラックスと緊張感のバランスを上手に保って、子どもたちが話に集中できるように導いています。原田コーチを中心に、コーチたちは大声や怒鳴り声で緊張を高めるのではなく、明るく楽しい雰囲気で子どもたちを集中させる技術を持っているのではと感じました。

(ジュニサカ編集部)

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