チーム動画紹介第12回「宝陽幼稚園サッカー部]
2007年05月14日
未分類今回お邪魔したのは東京都杉並区宝陽幼稚園サッカー部。園長の鈴木嘉一さんにお話を伺いました。
答えてくれた園長/監督の鈴木嘉一さん
「宝陽幼稚園サッカー部」ってどんなクラブ?
昭和48年に創部。園長の鈴木さんが監督となって指揮をとり、宝陽幼稚園の年長の園児たち、男の子も女の子もいっしょになって活動しているクラブです。園庭グランドと芝のグランドが2面あります。誇りなことに、卒園生には南雄太(柏レイソル)や小川佳純(名古屋グランパス)など4人のJリーガーがOBとして活躍しています。また、宝陽幼稚園を卒園した小学1年から3年生までを対象とした「宝陽幼稚園サッカー部OB」というチームを設けて、週1回練習を行っています。
チーム作りで大切なこと
初めてサッカーというスポーツに触れる子どもたちに、サッカー教育一辺倒になるのではなく、この活動を通じて、運動することの楽しさを認識させることと、強く、たくましい精神力を養えるような指導が大切です。指導者にとって、そうしたきっかけ作りが、子どもたちの今後の人生に役立っていくと思います。
夏には合宿を行い、八ヶ岳(長野県)など東京都内では体験することのできない自然の豊かな場所を訪れます。練習は朝と夕方のみで、それ以外の時間は、オリエンテーリングや川遊びといったレクリエーション企画で、楽しいひと時を過ごします。いっしょに何かを経験し、寝食をともにすることは、集団社会での協調性を高めていくのに重要なことです。
指導する歓び
“ボールを蹴ることもできない”“ルールも知らない”などすべてが「一からのスタート」となる子どもたちに、初めてサッカーを教えることができるという使命。それは実際に指導してみないと分からないかもしれませんが、それだけ子どもたちの人生を左右させるかもしれない立場であり、責任力が問われてきます。大げさかもしれませんが、そうした緊張感を持ちながら30年以上子どもたちの指導にあたっていることを1つの歓びと感じています。
編集部コメント
ご自身のサッカー経験はないとおっしゃる鈴木さん。しかし、現場で練習の模範プレーをする姿からは想像つきませんでした。ドリブル、シュートなど、まるで経験したことのあるかのようなボールタッチ。「30年以上教えていますから・・・・・・」と謙遜するが、子どもたちを成長させてきた影に、鈴木さん自身もサッカーをレベルアップさせていたのかもしれません。そうした熱意がある限り、指導者にサッカー経験のあるかないかは関係ないことだと考えさせられました。練習風景の動画を見ていただき、あなたが、もしくはあなたのお子さんがサッカーを始めた頃を思い出してみるのに良い機会かもしれませんね。
(ジュニサカ編集部)
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