チーム動画紹介第42回「図南サッカークラブ前橋」
2008年01月21日
未分類トップからジュニアまで幅広いカテゴリーを持つクラブ
今回は群馬県前橋市で活動する図南SC前橋に編集部がお邪魔しました。コーチである大崎真志さん、大澤勇人さん、中村楽さんにお話を伺いました。
「図南サッカークラブ」ってどんなチーム?
前橋商業高等学校サッカー部の奈良和彦監督が創設した群馬ジュニアサッカークラブがあり、当時、チームの人数が300名を超え、子供たちを見ることができなくなりました。そこで奈良監督に代わり、図南SCの代表兼監督の菅原宏氏がチームを引き受けることになり、1994年に図南SC前橋としてクラブをスタートを切りました。
クラブは社会人(トップ)チーム、ユース、ジュニアユース、ジュニア、ジュニアスクールまで、全てのカテゴリーがあり、 群馬県前橋市にある図南サッカーパークを本拠地に活動しています。選手はジュニア・ジュニアユース合わせ180名以上が在籍しています。コーチは、トップの選手をしながらコーチをしている者や、会社に勤めながら夕方からコーチをする者などもいます。
ジュニア年代の選手はみんな群馬県の各地から通ってくるのですか?
ジュニアの選手は、クラブの近くから通ってきます。また、ジュニアユースの選手は館林市や藤岡市、吾妻郡といった練習会場からは少し距離がある子たちも通ってきます。電車などでくる子もいますが、最近では、中学年代には専用バスでの送迎もはじめ、子供たちがサッカーをするのに苦労しない環境を整えています。
図南SCとしてチームの一貫したテーマは何ですか?
トップチームもありますし、ジュニアの子たちにはトップチームを目指してもらいたいと思っています。去年、図南SCジュニアユースで育った選手が初めてトップ昇格して、トップ選手となりました。今後のジュニア選手たちにも群馬県の図南SCというチームで活躍し、図南SCを盛り上げていってくれる選手になって欲しいと思っています。
ジュニアチームのコンセプトは何ですか?
ジュニア年代では、上のカテゴリーに上がるまでの育成段階ですし、サッカーを楽しみ、技術を伸ばしていくことを大切にしています。目前の大会のタイトルに固執し、子供たち一人一人の様子を十分に見れていないでは納得できませんし、かといって良い結果も出していって欲しい。矛盾していますが、子供たちが楽しみ、ミスを繰り返しながら技術をのばして、いつか良い結果につながることがでできればと思っています。そういった考えを持って育成に取り組んでいます。
ジュニアサッカー指導で大切にしていることは?
ジュニア年代からジュニアユースに入ったばかりの年代では、ドリブル練習に重点を置いて練習しています。ジュニアでは次にステップアップするための土台作りが大切です。この年代では身体的な部分の差がとても大きいと思います。ですがそれに頼ったりするのではなく、みんなに同じように技術指導を行い、ドリブル技術を身につけてもらい、次の年代に送り出してあげたいですね。また、試合では子供たちの発想・考えを制限させないためにも、ちょっとしたアドバイスのみにとどめ、子供たちが自ら考えてプレーできるように指導しています。
図南SCが目指すものは?
試合に負けていても、相手との局面での1対1で抜ける技術を身につけて欲しいです。「こんなにも高い技術で子供たちにも相手がかわせる」子供たちでも「こんな技術を身につけられる」ということを多くのチームの指導者や保護者の方に向けて伝えられるそんなサッカースタイルを持つチームでありたいです。
編集部コメント
図南SCでは、子供たちとコーチの距離感がとても近く、子供が楽しそうにクラブに参加している印象を受けました。子供たちが積極的にコーチに話かける姿や、練習風景を見ていて感じた部分です。こういったことをコーチの皆さんに伺うと、「選手たちは弟のような存在ですよ、だから距離感はすごく近いですよ」と話してくれました。
選手たちもコーチを兄のように慕たい、信頼しているからこそ、ミスを恐れず積極的にサッカーに臨める。そして、サッカーを楽しめるのだと思います。ジュニアだけでなく、トップを含め全てのカテゴリーでの活躍を期待したいです。
図南SC前橋の皆様には当サイトが行っている「途上国の子供達へボールを送ろう」プロジェクトにもご参加頂き、たくさんの品々をいただきました。ご協力頂き心より感謝いたします。
JICAプロジェクト関しての詳細はこちらからご覧下さい。
(ジュニサカ編集部)
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 東北トレセンU-13が開催!
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- 【第37回全日本少年サッカー大会】決勝大会ジュニサカ取材日記⑥「いよいよ頂上決戦! 技巧の名古屋か、得点力の鹿島か」
- 【第38回全日本少年サッカー大会】石川県大会 決勝フォトレポート&大会結果「豊富な攻撃の形を見せた美川FCジュニアAが、初の石川県代表の座に輝く!!」
- 目に見えづらいスキルを高める方法とは。『危機察知能力』と『オフ・ザ・ボール』の動きの指導方法を学ぶ
- 食べてすぐに運動しても大丈夫! 試合前にとりたい”消化の良い”食事とは?
- 【ジュニアユース セレクション】BLOSSON FOOTBALL CLUB(茨城県)
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】