人気イタリアンシェフ加藤政行の 子どものやる気をグ~ンとUPさせる! おうちイタリアンのすすめ

2012年12月14日

コラム

一生懸命作った料理は
必ず子どもにも伝わります

▼加藤シェフのおすすめレシピ①『オクラのドライトマト和え』

▼加藤シェフのおすすめレシピ①『オクラのドライトマト和え』

個人的な印象として、近頃の子どもたち見ていると、栄養補助食品やゼリー飲料を食事代わりにしている子が多いような気がします。僕は自分でもサッカーをやっていて、同じチームのお子さんたちの試合を観に行ったりもするのですが、お昼ごはんにそういうものを食べている子が本当に多いなぁって思うんですよ。仕事柄、どうしても気になってしまうんですね。

よく、練習では上手いのに試合ではダメな子っているじゃないですか。周囲はそれを「気持ちが弱いから」っていうけど、僕はその子の中でバランスが取れていないから、余裕がないからのように感じるんです。余裕がないから、自分の気持ちをコントロールできない。

じゃあ余裕は何から生まれるのかといえば、僕は「食」から出てくるものなんじゃないかと。栄養補助食品やゼリー飲料で済ませて、お腹がいっぱいになったかどうかわからないような食事を続けていたら、体のバランスだけでなく心のバランスにも影響が出てくると思うんです。食によって心のバランスが整えられれば余裕が生まれるし、いろんなことに対する幅や視野が広くなっていく。そのためには、簡単でもいいから気持ちのこもった料理を作り、みんなで食べることが大切だと思います。

子どもを持つお母さん方の中には、料理に対して苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれません。でも、自分で店を持っている僕が言うのもなんですが、料理って、内容よりも気持ちが大事だと思うんです。たとえおにぎり一つであっても一生懸命作ってあげる。もしかしたら、それに対して子どもは何か不平を言うかもしれません。でも、その姿、その気持ちは必ず子どもに伝わってますよ。だからこそ物を言うんです。がんばってる人をみんなで応援しようというのは、サッカーと同じチームプレー。そういう意味で、家族は一番身近な“チーム”なんですよね。

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